重厚に響く哀愁のソウルバラード、アンディ・ブラック×ジュリエット・シムズ「When We Were Young」アデルが最も愛した歌


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アデルのバラード×重厚壮大な歌声

あの頃想いを寄せた人との突然の再会、蘇る若き日々の記憶。それはまるである映画のように、ある歌のように。哀調を帯びた郷愁漂う静かなモノトーンのスクリーンに、70年代を想起させる旋律のなか、離愁に染めたはずの淡い想いと刹那的人生の哀愁が流れ始めます。

先週土曜日(現地時間7月15日)、米ヘヴィメタル・バンド、ブラック・ベイル・ブライズ(Black Veil Brides)のフロントマン、アンディ・ブラック(Andy Black)と元オートマティック・ラヴレター(Automatic Loveletter)のフロントウーマン、ジュリエット・シムズ(Juliet Simms)によるコラボレーション・カバー曲「When We Were Young」ダウンロード版)のミュージック・ビデオが公開。

アデル(Adele)最新アルバム『25』より2ndシングル曲で、昨年世界的ヒットを記録した追懐のポップ・ソウルバラードを、ロックの壮大なアレンジとともに、重厚骨太なバリトン・ロック・ヴォイスと、心に触れる研ぎ澄まされた美しい歌声の絶妙な協奏で歌い上げます。

私たちはデュエットできる機会があればとずっと思っていたんだ、だから今回アプローチがあったときは考えるまでもなかったよ」と語るのは、昨年3月、”アンディ・ブラック”のアーティスト名でソロ・デビューし、サマーソニック2016で来日を果たした米ロック歌手アンディ・ブラック(アンディー・ビアーザック、Andy Biersack、Andy Six)。

ポップ・ソングをパンク・ロックでカバーするFearless Recordsによるアルバム・シリーズ第7弾『Punk Goes Pop Vol. 7』に起用され、ブラック・ベイル・ブライズで最も成功を収めた3rdスタジオ・アルバム『Wretched and Divine: The Story of the Wild Ones』及びアンディ・ブラックのデビュー・アルバム『The Shadow Side』を手掛けたジョン・フェルドマン(John Feldmann)を再びプロデューサーに迎えます。

音楽の古き時代の演劇的なロマンチックなバラードへの私たちの愛、それを代表するような楽曲のアレンジをジョン・フェルドマンと彼の素晴らしいスタジオ・エンジニア達が手助けしてくれたんだ、モダンな”ロック”の雰囲気を残しつつね」。

Adele

バーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)とロバート・レッドフォード(Robert Redford)による1973年の不朽の恋愛映画『追憶』の主題歌「The Way We Were」(追憶)を彷彿とさせるアデルの郷愁のバラード曲「When We Were Young」。皆50歳になった同窓会だろうか、かつて想いを寄せた人と突然の再開を果たす一人の女性のノスタルジーな思いが描かれるなか、現在から過去へ、過去から現在へ、僅かな時間の中でも移り行く繊細な情感を、シネマティックな描写とともに映し出していきます。

“When We Were Young”
written by Adele Adkins, Tobias Jesso Jr.

(バース1)
あなたのすること、それを誰もが愛する
あなたの話すその仕草から、
その振る舞いまで
ここにいる誰もが、あなたを見ている
まるであなたは心安らぐ家のように、
まるであなたは叶った夢のようだから

でももしも、ここにあなたが一人きりでいるのなら、
立ち去る前に少しだけ一緒にいていい?
一人で一晩中ずっと考えていたわ、
あなたがあの頃のままの人だったらって

(プリ・コーラス)
あなたはまるで映画のよう
あなたの声はまるで歌のよう
思い出してしまう…
私たちが若かった頃を

(コーラス)
写真を撮らせて、この光の中で
最後の機会かもしれない、あの頃の私たちでいられるままの
私たちがこう気づく前に、
年をとっていく悲しみのなかで、
心の余裕をなくしまったんだということを、

あれは映画だったんだと、
あれは歌だったんだと

(バース2)
恐れと向き合うことがとても怖かったわ
誰もあなたがここに来るなんて教えてくれなかったから
他の国に引っ越したって、そう信じ切っていたから
そうあなたは言ってたわ、あなたが私のもとを去る時に

あの頃のまま、あなたはまるで映画のよう
あの頃のまま、あなたの声はまるで歌のよう
思い出してしまう…
私たちが若かった頃を

(コーラス)
写真を撮らせて、この光の中で
最後の機会かもしれない、あの頃の私たちでいられるままの
私たちがこう気づく前に、
年をとっていく悲しみのなかで、
心の余裕をなくしまったんだということを、

あれは映画だったんだと、
あれは歌だったんだと

私たちが若かったあの頃
私たちが若かったあの頃
私たちが若かったあの頃
私たちが若かったあの頃

(ブリッジ)
もとの自分に戻ることなんてできない
全てが私を連れ戻してしまったわ
あなたと一緒にいたあの頃へ
あなたと一緒にいたあの頃へ

私の一部分が離さないままでいる
まだ終わってないかもしれないって
まだ私、想っているみたいだわ
あなたは想ってくれている?

それはまさに映画のようだったわ
それはまさに歌のようだったわ
思い出してしまう…
私たちが若かった頃を
私たちが若かったあの頃
私たちが若かったあの頃
私たちが若かったあの頃

(コーラス)
写真を撮らせて、この光の中で
最後の機会かもしれない、あの頃の私たちでいられるままの
私たちがこう気づく前に、
年をとっていく悲しみのなかで、
心の余裕をなくしまったんだということを、

怒りがこみ上げる、自分が年をとっていくことを
それが心の余裕をなくしまう

それは映画だったんだ、
それは歌だったんだ
私たちが若かったあの頃のこと

アルバム『25』の「Someone Like You」的存在のバラードでありながらも、年を重ねるということ、その儚きものへの人生の哀愁が込められるソウルフルな哀歌「When We Were Young」。カナダ音楽家トバイアス・ジェッソ・Jr(Tobias Jesso Jr)が、その祖母の家のピアノでアデルとともに作曲したピアノ・バラード曲についてアデルは、BBC Radio 1にて『25』で最も好きな曲であると明かします。

Nostalgia for…

「まるで映画/歌」というリリックが現在形から過去形へと巧みに変遷していく同曲にある種の悲しみをもって歌い上げ、ノスタルジーと時の宿命に揺れる自己の内面がフォーカスされるアデルのオリジナルに対して、ビアーザック夫妻のカバーでは、次第に蘇る記憶の如く力強さを増し、圧倒的スケールで描く壮大な二人のバラードへ。そのミュージック・ビデオとともにオリジナルとはまた異なる物語が流れます。

このミュージック・ビデオは、隔たれた世界を感じながら、時が奪う何かを探し求めながらも、描かれる愛する二人の物語だわ。二人が向かおうとしていたあの頃に戻りたいと望むどんな人にも共感できるものだと思うわ」とジュリエット・シムズ。

米NBCリアリティ音楽コンペティション番組『The Voice』シーズン2準優勝者で、「最も好きなアーティストの一人で、親友である」アンディ・ブラックの妻となったジュリエット・シムズは、これまでのハスキーでエネルギッシュな歌声をみせながらも、リア・ミシェル(Lea Michele)を彷彿とさせる胸に突き刺す美しい歌声で、夫の歌声とロマンチックなケミストリーをスクリーンに描き出します。

Just Like a Movie

幼少時代カトリック系の小学校に通い敬虔なクリスチャン一家で育ったアンディは、最愛の祖父の死を受け、死後の世界に思いを馳せ「In the End」を書き下ろした。グラム・メタルのファッションを纏うBlack Veil Brides(BVB)のバンド名は、ローマ・カトリックにおいて女性が修道女になる際の儀式で被るblack veilによる。全てを捨て神への献身に捧ぐその象徴をアンディはロック音楽と重ねる(Metalriot)。

アルバム『Wretched and Divine: The Story of the Wild Ones』のコンセプト映画『Legion of the Black』の映画監督で、その予告編ともなった「In the End」のミュージック・ビデオも手掛けた米パトリック・フォガーティ(Patrick Fogarty)が再びメガホンをとり制作された今回のミュージック・ビデオ。BVBの「Rebel Love Song」、「The Legacy」等数々のMVをはじめ、ソロデビュー曲「We Don’t Have to Dance」のMVも手掛けた友人へアンディ・ブラックは「旧友でありクリエイティブなパトリック・フォガーティは圧倒的であり、古きハリウッドの影と美しさの空気を如実に捉えた映像にしてくれたよ」と語ります。

現地時間7月17日オハイオ州クリーブランドで開催される米音楽祭「Alternative Press Music Awards 2017」(APMAs、公式サイト)では、ホストの大役に抜擢されたアンディ・ブラック。日本のONE OK ROCKをはじめ、Machine Gun Kelly、The Pretty Reckless、Korn、Pierce The Veil、ALL TIME LOW、AGAINST ME!、HALESTORMのフロントウーマンLzzy Hale他豪華パフォーマーも続々登場する同模様は、国内では日本時間7月18日(火)午前8時より、Amazon Music’s official Twitch channelを通じて世界同時ライヴ・ストリーミングされる予定です。視聴方法の詳しくはコチラの日本公式サイトより。

なお、アンディ・ブラック及びジュリエット・シムズによるカバー曲「When We Were Young」が収録されたアルバム『Punk Goes Pop Vol. 7』ダウンロード版)のトラックリストは以下の通りです。

1. State Champs「Stitches」(Shawn Mendes)
2. Dance Gavin Dance「That’s What I Like」(Bruno Mars)
3. New Years Day「Gangsta」(Kehlani)
4. The Amity Affliction「Can’t Feel My Face」(The Weeknd)
5. Andy Black (feat. Juliet Simms)「When We Were Young」(Adele)
6. Grayscale「Love Yourself」(Justin Bieber)
7. Capsize「Fake Love」(Drake)
8. Boston Manor「Heathens」(Twenty One Pilots)
9. Eat Your Heart Out「Shape Of You」(Ed Sheeran )
10. The Plot In You「Let It Go」(James Bay )
11. Ice Nine Kills「I Don’t Wanna Live Forever」(ZAYN & Taylor Swift)
12. Seaway「Closer」(The Chainsmokers (feat. Halsey))
13. Too Close To Touch「In The Name Of Love」(Martin Garrix & Bebe Rexha)

(記事)“Video Premiere: Andy Black & Juliet Simms Cover Adele’s ‘When We Were Young’” on YAHOO! Music
(記事)“adele interview: world exclusive first interview in three years” on i-D
(記事)“Andy Black, Black Veil Brides Frontman, on His All-Star Synth-Punk Debut” on Rolling Stone
(記事)“What does “When We Were Young” by Adele mean?” on The Pop Song Professor

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