ウィノナ・オーク、運命的恋描く新曲「Let Me Know」


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ザ・チェインスモーカーズ(The Chainsmokers)とコラボした2018年バイラルヒット「Hope」は世界ストリーミング3億回を超え、グルーミーで艶美な歌声を瞬く間に全世界に広めたオルタナティブ・ポップの新鋭Winona Oak(ウィノナ・オーク)。沈鬱な独特の世界観、異彩を放つ詩的な音楽センスで人気を上昇させているスウェディッシュ・シンガー・ソングライターの第3弾シングルとなる「Let Me Know」ストリーミング/ダウンロード版)が現地時間10月8日にリリース。ちょうど25歳の誕生日を迎え、これまでにない色彩豊かなアップビートのラブソングとなった新曲のミュージック・ビデオも同時公開された。

(バース1)「助けて、どう始めていいかわからない/あなたを中に入れるなんて思ってもなかった」、「でもあなたは私が選んだ人/あなたは運命の人/失った全ての恋が/失えないものに私を導いた」(コーラス)「だからもし私を愛しているのなら、教えて/そんなに急ぐ必要なんてない/ゆっくりと/私を抱き寄せたいのなら別よ/私たちは幸せを永遠にできる/離さないで/パーフェクトが不可能だってことはわかってる/でもあなたは、その望みを抱かせた/もし世界が崩れ落ちるのなら/私が掴まるのはあなただけ/離さないで」

秋色の淡いスクリーンに様々な恋模様の一瞬とその輝きを捉えるシネマティックな映像の監督は、2010年映画『シンプル・シモン』(原題:I rymden finns inga känslor)で知られるスウェーデン映画監督のアンドレアス・エーマン(Andreas Öhman)。空気感のある歌声がダイナミックな疾走感と意外な相性を見せるWinona Oakは、「今日は私の25歳の誕生日🎂🥂この歌をみんなと分かち合う以上に最高のことはないわ」、「”Let Me Know”は私の大好きな3人と書いた曲、コー・ライターはRyn Weaver、Oskar Sikow。Oskar SikowとAndrew Wellsプロデュースよ」(SNS)。「この曲が失恋のあと、もう一度恋に落ちる力になる歌になってくれたらと心から願っているわ」(”I really hope that this one gives you the courage to fall in love again after being hurt.” – BlackBook)。

今年4月Neon Gold/Atlantic Recordsより傷心のファースト・シングル「He Don’t Love Me」で待望のデビュー。今年8月のセカンド・シングル「Break My Broken Heart」では、血なまぐさい体当たりの愛を歌い傷心を乞う。ラナ・デル・レイ(Lana Del Rey)のノスタルジックな憂鬱の美学と、ウェールズとギリシャの血を継ぎケルトの影響も受けるマリーナ・アンド・ザ・ダイアモンズ(MARINA / Marina Diamandis)魅惑の”ポップ・エニグマ”を兼ね備えた曲調と歌声で魅せてきた。ややグロテスクな描写もアーティスティックになる彼女の一風変わった豊かな作風の原点は、ユニークな幼少時代に遡る。

現在ロサンゼルスを拠点に活動するWinona Oak(本名Johanna Ekmark)はスウェーデン中部、シリヤン湖に浮かぶ小さな島ソッレローン(Sollerön)の集落で育った。人口1000人に満たない「太陽の島」を意味するソッレローン。妖精が顔を出しそうな森の中で人間よりも多くの動物たちと幼少期を過ごした彼女は、アクロバット馬術師として育ち、一方で音楽一家に生まれた彼女は5歳からヴァイオリン、9歳からピアノを弾き、小さい頃から歌を歌い詩を書いていたという。ソッレローンはヴァイキングの古墳があることで知られ、西暦800年から1050年くらいまでの墓が数多くあり、死者が眠る地としてスウェーデンでは恐れられてきたという。

音楽の情熱と夢を追い、ストックホルムへ移った後、Neon Gold RecordsによるニカラグアのジャングルでのWriting Retreat(ライティング・セッション)に参加。そこで出会った豪DJ/音楽プロデューサーWhat So Notと楽曲制作し生まれた2018年曲「Beautiful」(YouTube)はヒットとなり、後にAustralian Independent Music Awardsで最優秀インディペンデント・ダンス曲賞を受賞することになる。Neon Gold / Atlantic Recordsとレコード契約を果たし、ザ・チェインスモーカーズとのコラボで誰もがその歌声を知る存在へ一気に駆け上がった彼女は、今年ブレイクした新しき才能の一人となっている。彼女のセカンド・シングルMVを独占公開し報じたBillboardは「そのコーラスは爆発的、ぞくぞくするメロディと色気たっぷりのアルペジオで溢れている」(”The chorus is explosive, bursting with a spine-tingling melody and sultry arpeggiation.”)。「ぞくぞくする」、「色気たっぷり」はまさに彼女がこれまでみせてきた魅力。彼女の曲からは──ソッレローンから流れ出てくるような──血も厭わない生々しい愛が流れている。だからこそ「Let Me Know」は新鮮で驚かせる曲となったが、しかしそれらは一貫して彼女らしい揺るぎないある思いから生まれている。

「Break My Broken Heart」についてWinona Oakはこう語っている。「誰かを全身全霊で愛するには、勇敢さが必要。しかし人生で最大のリスクは、どんなリスクも全く犯さないことだわ。私たちの命がある限り、もう一つ傷跡を作るのはどう?」(”You have to be brave to love someone with all your heart. But the biggest risk in life is to not take any risks at all. As long as we’re breathing, what’s one more scar?”)血の果てに描く生き生きとした「Let Me Know」は、サプライズや偶然ではなく、彼女にとってむしろ必然の曲だったのかもしれない。大きな期待が寄せられる待望のデビューEPは「もうまもなくのリリース」となっている。
 
 
(記事)”What So Not Introduces Winona Oak With ‘Beautiful’” – NYLON
(記事)”Ancient Burial Mounds of Sweden: My Visit to the Mounds of Solleron“- Signe Pike
(記事)”Watch: The New Winona Oak Video For ‘Let Me Know’ is an Exhilarating Homage to Young Love” – BlackBook
(記事)”Winona Oak Unveils Dazzling ‘Break My Broken Heart’ Video: Exclusive” – Billboard

 

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Getting ready to release my debut single very soon guys….. 📸: @andreasohman

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new music coming this week❤️🧨 p: @andreasohman

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