「泣かないでスノーマン、こんな風に置いていかないで/水たまりになってしまったら、私を抱きしめられないわ/Baby/抱きしめられないわ/Baby」
今年最も注目を浴びるクリスマス・アルバムの一つ、豪シーア(Sia)初となるクリスマス・アルバム『Everyday Is Christmas』(輸入盤、国内盤)が今週17日にいよいよリリース。その第2弾となるシングル曲「Snowman」(ダウンロード版)が公開されました(現地時間11月9日)。
「私は決してあなたのもとを去ったりなんかしないわ/だって私はあなたのミセス・スノー、死が二人を分かつまで、ずっと一緒に凍るわ/そう、あなたは私の居場所、一年中ね」
アデル(Adele)最新作『25』及び同収録曲「Hello」でグラミー賞を受賞した米音楽プロデューサーで、長年のコラボレーターであるグレッグ・カースティン(Greg Kurstin)と共に、「毎日がクリスマス」なアルバムのためにシーアが書き下ろした「Snowman」では、雪だるまをメタファーにした一風変わったロマンチックなラブ・ソングに。
歓喜と祝福鳴らすアップテンポのクラシカルなクリスマス・キャロルとは対照的に、ちょっぴり切なくも深い愛が流れるダウン・テンポのピアノの旋律に、ゆっくりと刻む温かなパーカッションのビート。時にダイナミックに力強く、時にエキゾチックに包み込むシーアの魔法の歌声に溶け込むと、サントラ・クイーンらしいその心触れる物語が流れ出します。「泣かないでスノーマン、太陽を怖がらないで/走る足がなくなってしまったら、誰が私を運んでくれるの?」、太陽から逃れ、氷点下の北極圏で二人でいつまでも一緒に暮らす夢を語るミセス・スノー。「ネバー・ギブアップ」なその溶けない愛を願います。
「さぁ一緒に行きましょ/太陽から隠れて氷点下の世界へ/あなたをいつまでも愛し続けるわ、ずっと楽しく暮らせるその場所で/そうよ、北極へ、いつまでも幸せに暮らすの」、「だからお願い、涙はなしよ、今日はクリスマスなんだから、Baby」
Everyday Is Christmas
ケリー・クラークソン(Kelly Clarkson)のクリスマス・アルバム『Wrapped in Red』(2013年)を手がけたグレッグ・カースティンとともに全10曲、オリジナルのクリスマス・ソングを制作したシーアは「本当にとっても楽しかったわ、全てのコンセプトは既にあるので、それを広げるだけ。ゼロからオリジナルのアイディアを作らなきゃって訳ではないわ。クリスマスに、ヤドリギに、ホー・ホー・ホーなサンタクロース、クリスマス・リスト、そしてエルフたち」。
「だから、私たちは2週間で完成させたの。新しい曲を書くのが止まらなくなって、結局気づいたらオリジナルのクリスマス・アルバムになっちゃったの、たまたまね」(Zane Lowe)。
高鳴る歓びに溢れるアップテンポのジャジーなオープニング・トラック「Santa’s Coming for Us」(サンタズ・カミング・フォー・アス)で、早くもその鈴の音を響かせるなか、待望のクリスマス・アルバム『Everyday Is Christmas』(エブリデイ・イズ・クリスマス、ダウンロード版)は11月17日に到着予定です。
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