ショーン・メンデス新曲「In My Blood」、諦めそうになっても


2400 1350 VOICE Editor

女子のハートをつかむリリックに美しく甘い歌声とそのルックスながら、フレンドリーな「スターらしくないスーパー・スター」の姿でも世界中のティーンを虜にしているカナダのシンガー・ソングライター、ショーン・メンデス(Shawn Mendes)。2016年のアルバム『Illuminate』に続く3rdアルバムを控えるなか、そのリード・シングル曲となる新曲「In My Blood」ダウンロード版)がリリースされました(現地時間3月22日)。

リリース前にSNSでファンに宛てたメッセージでトロントの19歳は、「このアルバムの制作の間はずっと音沙汰なくしてたけど、みんなはずっとそばにいて、応援し続けてくれて、心の底からみんなに感謝の気持ちを伝えたい」。そして「In My Blood」について、「この曲は、今まで自分の曲の中で、一番僕のハートに近い歌。この歌やこれからリリースする新曲をみんなが気に入ってくれたらと願っている」、「みんなを愛してる、そしてすっごく感謝してる!!!ありがと!

これまで世界で1000万枚のアルバムセールス、動画再生回数は40億を超え、ジャスティン・ビーバーに次ぐティーンのアイドル的存在としても注目されるなか、輝かしい爽やかなスターの新たな幕を開ける新曲「In My Blood」にまず飛び込んでくるのは、「助けてくれ」。絶望に沈鬱な声と心臓打ち付ける言葉から、「まるで壁が崩れ落ちてくるみたいだ/諦めそうになる/でもそれはできない/僕の血の中にあるものじゃない」。

自身のルーツに立ち戻る最小限のアコースティック・サウンドのなか、虚無感に苛まれながら「バスルームに横たわりながら、何も感じない/打ちのめされ、砕けそうだ、誰か手を貸してくれ」。「1杯飲めば、良くなると人は言う/彼女を連れ戻せば、良くなると/そう人は僕に言い続ける/本当にそうか?

次第にドラムがキックインし、打ち拉がれる声に鼓動が打ちはじめながら、「助けてくれ/まるで壁が崩れ落ちてくるみたいだ/諦めそうになる/耐え抜く薬なんかない/誰か僕を助けてくれ/体の中で、もがいている/諦めそうになる/でも絶対に諦めない」。するとその重圧に逆らい大空へと轟かせるようにスケール感のある力強いコーラスへ、「それは僕の血の中にあるものじゃない/僕の血の中にあるものじゃない」。

トレンドになっているファンのリアクション動画。それに本人がリアクションするというiHeartRadio企画の動画には「笑顔が止まらない」、「彼は世界で一番キュートだわ!」

これまでのポップ・サウンドからロック色の強いサウンドとなった「In My Blood」では、デビュー・アルバムからの長年のコラボレーター、カナダのジェフ・ワーバートン(Geoff Warburton)、そして同じくデビュー・アルバムからのコラボレーターで、「Treat You Better」、「There’s Nothin Holdin’ Me Back」の米テディ・ガイガー(Teddy Geiger)、米スコット・ハリス(Scott Harris)のチームらと共にショーン・メンデスが作詞作曲。

キングス・オブ・レオン(Kings of Leon)の「Use Somebody」をも彷彿とさせ、一段と深みを増す新たな姿をみせるなか、19歳は同曲について「僕の他の曲と比べ、特にこの曲をとても誇りにしている」。「他の曲も全て大好きだけど、どちらかというとそれらの曲は、恋愛関係での漠然としたものをテーマにしていたと思う。この曲は僕自身が初めて、より深刻なもの、より自分の深いところにあるものに切り込んでいく曲になっている」。

In My Blood

ショーン・メンデス史上最も「生身」の曲であるという「In My Blood」。3rdアルバムの曲では一番最初に書き上げたという同曲について、「スタジオに入って初日、キングス・オブ・レオンのような音楽を作りたい、もっとスタジアムのフィールドな感じのロックに行きたいと思い、僕たちは”In My Blood”を書き上げたんだ」、Apple Musicのラジオ番組「Beats 1」のゼイン・ロウ(Zane Lowe)とのインタビューでその制作秘話を明かします。「僕たちがより進化するためには(…)、もっと正直になればってね」、「だから”バスルームのフロアで横たわり”、そこから始めたんだ」。

そして自らの記憶を呼び戻し、「ここ1年間、それが僕を襲ったんだ。その前は、僕はかなり落ち着いた少年だった、ものすごくね」。「不安障害(anxiety)で苦しんでいる人々がいるとは知っていたが、理解するのは難しいものだった」。「でも実際にそれが襲いかかると、これがそうなのかと、これはクレイジーだって」。「この曲はまさに真実であり、最も大切なことは、それで終わりなんかじゃない、ということ」、「僕がこの歌を作った全ての理由は、最後には(不安障害という心の病が)”僕の血の中にあるものではない”、と至るところにある」。それが、変えることのできない血に流れるものではないことを訴えます。

この曲のコンセプトは、諦めそうになった時の感情、そして、それでも諦めないという感情。それがコーラス(それは僕の血の中にあるものじゃない/僕の血の中にあるものじゃない)の中で全て実を結ぶ」(Billboard)。「(不安障害は)全ての人が直面するものだと思う、しかしあまり口にすることは少ない、特に音楽ではね」。

Lost in Japan

その魂をも込めるように最も血の通った「In My Blood」の翌日、現地時間3月23日、第2弾シングル曲「Lost in Japan」ダウンロード版)をリリース。自身が「Japan」と呼ぶ同曲のジャケットには桜の絵。地球の裏側の日本にいる子に想いを寄せながら、会いに行こうとする姿と甘い恋を描きます。

ジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)の曲にインスパイアされたという同曲について「日本で迷子になる夢を見て、夢から覚めた時、このクールなピアノと曲が”産まれた”んだ」。ポップ・ロックの新サウンドとなった「In My Blood」の翌日には、日本の伝統音楽を思わせる美しいピアノのイントロからR&Bテイストのバラードとなった「Lost in Japan」。「木曜日にはロック・アルバムになるんだろうなってみんな思ってたら、金曜日には、どうなるのかさっぱりわからなくなっちゃうよね、最高だよ」。

サード・アルバム


ファン待望のサード・アルバムでは、R&B/ソウルのダニエル・シーザー(Daniel Caesar)からインスパイアされた楽曲があることを明かし、カニエ・ウェスト(Kanye West)の「素晴らしい世界を発見」したことや、制作当時エド・シーラン(Ed Sheeran)ジョン・メイヤー(John Mayer)の楽曲を多く聴いており、数々のアーティストに影響を受けていることを明かします。

同アルバムのタイトル、リリース時期など詳細は現在発表されていないものの、その最初のテイストを示すリード・シングル曲「In My Blood」では、3rdアルバムのリリースを前にしたステートメントでもあるとMusic Choiceに語ります。

“In My Blood”では、壮大なストーリーが次第に強まって、フィナーレを迎える」。「最初はものすごく怖かったんだ、特に今日において人々はものすごいスピードで音楽を消費する。曲を変えるまでに、そこに至るのをみんなが待ってくれるかさえ、わからないからだ」。「子供の頃聞いていた曲で僕をインスパイアした音楽は、最後にバラを咲かせるバラード。それはまるで映画を観ているように、音楽を超えて3分の音楽以上のもののように感じる。それこそが僕のゴールになっていたものだ」。

関連記事

新着記事

人気の記事

洋楽最新情報をフォロー