スコッティ・マクレアリー（Scotty McCreery）米公式サイト
今月6日米テネシー州ナッシュビルで開催された「CMTミュージック・アワード2012」（2012 CMT Music Awards）で「USAウィークエンド・ブレイクスルー・ビデオ賞」で自身初のCMTミュージック・アワード受賞を果たし、それからわずか12時間後に、ホームタウンのノースカロライナ州ガーナーに戻り母校ガーナー・マグネット高校（Garner Magnet High School）の卒業式に出席、「ビタースウィート」と話すその4年間の思い出とともに卒業証書を手にした（»英文記事）18歳米カントリー歌手スコッティ・マクレアリー（Scotty McCreery）が、その最新シングル曲「Water Tower Town」のミュージック・ビデオを公開しました。
（記事）”Scotty McCreery Brings Fans to His Hometown in ‘Water Tower Town’ Video” on Taste of Country
小さな田舎町のホームタウンへの郷土愛が綴られた「Water Tower Town」のミュージック・ビデオでは、CMTミュージック・アワード受賞作、母校を舞台に友人とともに撮影された「The Trouble With Girls」のミュージック・ビデオに続いて、スコッティ・マクレアリーのホームタウン、ガーナーで撮影され、その街の風景、家族、友人、そこに住む人々に、地元ファン等の姿が映し出され、ホームタウンへのオマージュとも言える作品に仕上がっています。
米ビルボード総合アルバムランキング「Billboard 200」で初登場第1位を飾り、デビュー・アルバム首位デビューの史上最年少アーティストに、そして1stアルバム首位デビューのカントリー史上初の歌手という歴史的記録を刻んだ（»英文記事）デビュー・アルバム『Clear As Day』からの第3弾となるシングル曲で、自身が最もパーソナルな曲であると明かしている（»英文記事）この曲は、友人でもあるガーナー校卒業生総代（Zachary Wilson）のスピーチでも引用され（»英文記事）、スコッティ・マクレアリーは自身のツイッターで「この4年間はとても楽しかったよ…、世界に存在する何物にも代えがたいよ」とコメント。
「高校での4年間は最高の時間だったから、とてもビタースウィートだよ」とカントリーサイト「The Boot」のインタビュー（»英文記事）で振り返る米『アメリカン・アイドル』（”American Idol”）シーズン10（2011年）史上最年少覇者は、今年秋、ノースカロライナ州立大学（North Carolina State University）に進学する一方で、現在2ndアルバムを制作中。
「Scotty McCreery Graduates High School」Taste of Country
「デビュー・アルバムは少し急いで制作したこともあって、それを楽しんだり、クリエイティブにすることができなかったんだ。今回はゆっくりと時間をかけて心から素晴らしい作品にしたい」と米ビルボードのインタビューで話す渋い歌声でファンを虜にするカントリー歌手は、感傷的な甘いバラード・ソングは本来の自分の姿ではないことを明かします。
「Scotty McCreery: Album No. 2 Won’t Get Too ‘Sappy’」Billboard
「感傷的なバラード・ソングに捕らわれたくないと思っているよ。勿論そうした曲はとても大切な曲だけれども、僕は（次の作品では）歌手としての自分の本当の姿を知ってもらいたいし、人生でかけがえのないもの（real things in life）について歌いたいと思っているよ。そうした曲を制作すると共にそれを楽しむことが出来ればと願っているよ」と2ndアルバムへの思いを語ります。
同インタビュー記事では、そのリリース日について、レコーディングはこの夏から開始することが予想されるものの、2013年までのリリースはないことが予想されると記載されています。
大学と音楽活動の両立の仕方を模索していきたいと話しているスコッティ・マクレアリー（»英文記事）、自分の真の姿を投影し、「real things in life」について歌いたいと話す2ndアルバムが果たしてどのような仕上がりをみせるか、今から高い注目が集まるアルバムといえそうです。
