ピンク最新作『ビューティフル・トラウマ』全米初登場第1位、今年最高のアルバムセールス記録(週間)


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世界7カ国以上で首位

前作よりおよそ5年ぶりの米ピンク(P!nk)最新スタジオ・アルバム『Beautiful Trauma』(ビューティフル・トラウマ)が、今週発表の米ビルボード総合アルバム・チャート「Billboard 200」初登場第1位を獲得し、2作連続で全米首位を記録。さらに、今年に入って女性アーティストのアルバムとして週間最多記録となったことが、米ビルボードより発表されました(※2017年11月4日付、Billboard)。

今月13日にリリースされた『Beautiful Trauma』は、19日までに当初の予想(300,000)を遥かに上回る408,000同等アルバムセールス(※以下「ユニット」)を記録(※ニールセン・ミュージック調べ)。今年女性最多となっていた180,000ユニットのケイティ・ペリー(Katy Perry)最新アルバム『Witness』を大きく上回り、男性アーティストを含めると、今年第4位を記録します。

603,000ユニットのケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)『DAMN』(※2017年5月6日付)、505,000ユニットのドレイク(Drake)『More Life 』(※2017年4月8日付)、451,000ユニットのエド・シーラン(Ed Sheeran)『÷ (Divide)』(※2017年3月25日付)に次いで2017年総合第4位の週間最多記録(※現時点)。

今週初登場第2位となったグッチ・メイン(Gucci Mane)最新アルバム『Mr. Davis』は70,000ユニット(内、従来のアルバム・セールスは21,000セールス)。『Beautiful Trauma』はその第2位から第10位までの総計よりも上回る圧倒的記録で、初登場第1位を飾ります。

アルバム購入数では今年最多

『Beautiful Trauma』の従来のアルバム・セールス数(※直接アルバムを購入、ダウンロードした数)としては、384,000アルバム・セールスを記録し、同週間記録は、男女問わず今年最大のアルバム・セールス記録を樹立。自身の記録としては、2012年10月集計による前作『The Truth About Love』の280,000アルバム・セールスを大きく上回るセールスとなり、(ベスト盤含む)自身7作連続全米トップ10入りを果たしました。

「Billboard 200」のチャートは、ストリーミングなど音楽利用の多様化をチャートに反映させるため、2014年12月より、(1)従来のアルバム・セールスに加え、(2)楽曲ダウンロード数をアルバム・セールスに換算する「TEA (track equivalent albums) 」(※10曲ダウンロード=1アルバム)、(3)楽曲ストリーミング数をアルバム・セールスに換算する「SEA (streaming equivalent album)」(※1,500ストリーミング=1アルバム)の総数で集計。

アルバムが売れないと言われる時代のなか、今回408,000ユニットの内、大部分が従来の384,000アルバム・セールスとなったピンクの『Beautiful Trauma』。来年3月よりキックオフするワールドツアー『Beautiful Trauma World Tour』のコンサート・チケットとアルバム販売をバンドルしたプロモーションが功を奏したと米ビルボード誌は分析します(※但し同効果はリリース第1週記録に限定される)。

世界7カ国以上第1位

アメリカ以外では、全英チャート(Official Albums Chart Top 100)で初登場第1位。オランダ、アイルランド等でも首位を獲得した他、ピンクがその人気を集めるオーストラリアでも、第2位のエド・シーラン『÷ (Divide)』の4106セールスを大きく上回る78,040セールスで、初登場第1位。同セールス記録は、全英の70,074セールスを上回り、そのオーストラリアでの根強い人気ぶりをみせます(news.com.au)。

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