ジュース・ワールド、遺作アルバム『Legends Never Die』今年の最高記録で全米初登場首位


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ジュース・ワールドJuice WRLD、本名Jarad Anthony Higgins)の死後初となるアルバム『Legends Never Die』が2020年の週間最高記録で、全米ビルボード総合アルバムチャート「Billboard 200」初登場首位を記録した(Billboard、※2020年7月25日付)。ジュース・ワールドは前作『Death Race for Love』に続いて2作目の「Billboard 200」首位。ジュース・ワールドは2019年12月8日、薬物の過剰摂取で亡くなった(記事)。

Dr. Luke共同プロデュースの「Wishing Well」、マシュメロ(Marshmello)との「Come & Go」、ホールジー(Halsey)との「Life’s a Mess」など収録し、7月10日にGrade A, Interscope Recordsよりリリースされた『Legends Never Die』は初週、アルバム相当数497,000を記録(Nielsen Music/MRC Data)。内訳ではストミーリングがおよそ半分を占め、7月16日までに米国内週間ストミーリング4億2263万回を記録し「SEA」が283,000。そのアルバム・セールスは209,000枚で、100を超えるマーチャンダイズとアルバムのバンドルが多くを占めた。

初週でアルバム相当数497,000となった『Legends Never Die』は、ザ・ウィークエンド(The Weeknd)の『After Hours』(444,000、※2020年4月4日付)を上回り、現時点で2020年の週間最高記録。この記録はテイラー・スウィフト(Taylor Swift)の『Lover』(867,000、※2019年9月7日付)以降の週間最高記録。

またストミーリングで週間4億2263万回を記録した『Legends Never Die』は、リル・ウージー・ヴァート(Lil Uzi Vert)の『Eternal Atake』(4億42万回、※2020年3月21日付)の記録を上回り、現時点で2020年の週間最多ストリーミング記録。さらにこの記録は歴代第4位の週間ストリーミング記録となり、ドレイク(Drake)の『Scorpion』(7億4592万回、※2018年7月14日付)、リル・ウェイン(Lil Wayne)の『Tha Carter V』(4億3302万回、※2018年10月13日付)、ポスト・マローン(Post Malone)の『Beerbongs & Bentleys』(4億3134万回、※2018年5月12日付)に続く記録となった。

今週の「Billboard 200」第2位には、ポップ・スモークPop Smoke、本名Bashar Barakah Jackson)の遺作となる1stアルバム『Shoot for the Stars, Aim for the Moon』。ポップ・スモークは2020年2月19日、ロサンゼルスの自宅で複数人の強盗犯により銃殺され、2020年7月10日にその5人の容疑者が逮捕された。『Shoot for the Stars, Aim for the Moon』は2020年7月3日にリリースされ先週、初登場首位となり、前週比56%減のアルバム相当数110,000で今週第2位となった。Billboardによると、異なる遺作アルバムが2週続いて首位となるのは初めてで、遺作アルバムが同時にトップ2になるのも初めてだという。

「Billboard 200」第3位には、ブロードウェイ・ミュージカルのサントラ『Hamilton: An American Musical』(2015)。ミュージカルの金字塔『ハミルトン』の舞台をそのまま映像化し、Disney+(ディズニープラス)で2020年7月3月より世界同時配信をスタート。それをきっかけに、先週サントラ『Hamilton: An American Musical』が最高位を第2位に更新。今週は前週比7%減のアルバム相当数95,000で第3位となった。

Billboard、マーチャンダイズやチケットとバンドルされたアルバムを算入しない新ルール

アルバムをマーチャンダイズやコンサート・チケットとバンドルで販売する手法は、売上枚数を増やす手法として一般的に用いられてきたが、こうした手法は購入者の消費動向が正確にチャートに反映されず、アーティスト間で不公平を招くことから、Billboardは先週(現地時間2020年7月13日)、マーチャンダイズやコンサート・チケットの抱き合わせ販売によるアルバム売上枚数をチャートに算入しない新ルールを発表した。BillboardのSilvio Pietroluongoは「ワンクリック、ワン・プライスのバンドルを排除していく」としている(NYタイムズ)。チャートに算入されるためには、価格が明示されたオプションとして、消費者がアルバムを購入するか否か選択できる必要がある。2020年10月9日以降にリリースされるアルバムは、この新ルールが適用される。2020年10月8日以前にリリースされたアルバムについては、2020年10月8日までのみ、バンドルのデータの算入が許容される。

さらに加えてBillboardは、フィジカルのアルバム/シングルとデジタル・ダウンロードをバンドルにした場合、デジタル・ダウンロードのデータをデジタル・チャートに算入しない決定をした。これにより購入者へ発送されたフィジカルのセールスのみが反映される。「現在広く用いられている手法で、最近ではジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデ、6ix9ineらがこうした手法を用いてチャートを上げていた」と説明している。これは2020年8月7日より適用される。新ルール発表はこちら、新ルール適用日の詳細はこちらより。

今週の「Billboard 200」トップ10
第1位 ジュース・ワールド/Juice WRLD『Legends Never Die』〈初〉
第2位 ポップ・スモーク/Pop Smoke『Shoot for the Stars, Aim for the Moon』〈-1〉
第3位 サントラ『Hamilton: An American Musical』〈-1〉
第4位 リル・ベイビー/Lil Bab『My Turn』〈-1〉
第5位 ポスト・マローン/Post Malone『Hollywood’s Bleeding』〈0〉
第6位 ダベイビー/DaBaby『Blame It on Baby』〈-2〉
第7位 ハリー・スタイルズ/Harry Styles『Fine Line』〈0〉
第8位 サマー・ウォーカー/Summer Walker『Life On Earth』〈初〉
第9位 ザ・ウィークエンド/The Weeknd『After Hours』〈-3〉
第10位 Polo G『The Goat』〈-2〉
※2020年7月25日付
出典:”Juice WRLD’s ‘Legends Never Die’ Debuts at No. 1 on Billboard 200 With Biggest Week of 2020” – Billboard

今週の「Hot 100」トップ10
第1位「Rockstar」ダベイビー/DaBaby ft. ロディ・リッチ/Roddy Ricch〈0〉
第2位「Come & Go」Juice WRLD with Marshmello〈初〉
第3位「Whats Poppin」Jack Harlow ft. DaBaby, Tory Lanez, Lil Wayne〈0〉
第4位「Blinding Lights」ザ・ウィークエンド/The Weeknd〈-2〉
第5位「Wishing Well」Juice WRLD〈初〉
第6位「Savage」ミーガン・ザ・スタリオン/Megan Thee Stallion ft. ビヨンセ/Beyoncé〈-2〉
第7位「Conversations」Juice WRLD 〈初〉
第8位「Roses」セイント・ジョン/SAINt JHN〈-3〉
第9位「Life’s a Mess」Juice WRLD with Halsey〈+65〉
第10位「Hate the Other Side」Juice WRLD with Marshmello, ft. Polo G & The Kid LAROI〈初〉
※2020年7月25日付
出典:“DaBaby’s ‘Rockstar’ No. 1 on Hot 100 For Sixth Week, Juice WRLD Becomes Third Act Ever With Five Songs in Top 10 Simultaneously” – Billboard

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