ハリー・スタイルズ新曲「As It Was」、2022年曲初の米ビルボードHot 100首位


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ハリー・スタイルズ(Harry Styles)の新曲「As It Was」(Apple Music, Spotify, Amazon)が、今日発表の米ビルボード総合ソングチャート「Hot 100」で、これまで5週連続の首位となっていたグラス・アニマルズ(Glass Animals)の「Heat Waves」(※2022年3月12日-4月9日付)を抑えて、初登場首位となった(Billboard、※2022年4月16日付)。ハリー・スタイルズとしては2020年の「Watermelon Sugar」(記事、※1週首位・2020年8月15日付)に続いて2曲目の首位で、初登場での首位は自身初となった。また「As It Was」が2022年にリリースされた楽曲として初の首位曲となった。

「As It Was」は、ハリー・スタイルズの通算3作目となる新作アルバム『Harry’s House』の第1弾シングル。80年代のシンセ・ポップを彷彿とさせる疾走感のあるアップビートなサウンドに乗せて、この数年の自身の経験に基づく孤独と変化を哀調を帯びながら軽快なタッチを交え歌う。イントロの「ちょっと、ハリー。おやすみなさいって言いたいの」というボイスメールは、ハリー・スタイルズの名付け娘ルビー(プロデューサーBen Winstonの娘)の声だといい、「彼女は毎晩寝る前に電話をくれたんだ。一度出れない時があって、それで僕に怒ってることを伝えたかったんだね」と語っている(Heart)。

そのミュージック・ビデオ監督には、ウクライナの映像監督Tanu Muino。彼女は今回の撮影について「ハリー・スタイルズは私の一番大好きなパフォーマーで、彼のMV監督を務めることは夢が叶った瞬間でした。撮影は楽しくもあり苦しくもありました。私の人生で最高に幸せな日々でしたが、撮影2日目に母国ウクライナが軍事侵攻されました。ですので撮影中に私たちの中にあった正気でない感情は想像に難くないと思います。私と私のウクライナのチームはこのミュージック・ビデオに心からたくさんの愛を注ぎました。それを映像でご覧になれると思います。私にとって一生忘れられないミュージック・ビデオです」。

全米首位の前作『Fine Line』からおよそ2年半ぶりとなるニュー・アルバム『Harry’s House』は、2022年5月20日にリリースされる。全13曲収録で2020年から2021年にかけてイギリス、ロサンゼルス、東京でレコーディングされた。

2022年4月1日(東部時間3月31日午後7時)にリリースされた「As It Was」は、4月1日から集計締切4月7日までに米国内週間ストリーミング4,380万回を再生、ダウンロード数は10,300を記録した(※なお米国時間3月31日にストリーミング300万回、ダウンロード数3,500を記録)。「As It Was」は「ストリーミング・ソング」チャートで初登場首位となり、このチャートで自身初の首位。「As It Was」は、集計期間が2022年の週としては今年最多の週間ストリーミング再生数となった。

また「As It Was」は週間ストリーミング再生数としては、2021年17日から23日に4,750万回を記録したブレンダ・リー(Brenda Lee)のクリスマスソング「Rockin’ Around the Christmas Tree」(※2022年1月1日付)後の最高記録。リリース後最初の週間7日間による週間ストリーミング再生数としては、アデル(Adele)の「Easy on Me」(5,390万回、※2021年10月30日付)後の最高記録となった。男性アーティスト曲の週間ストリーミング再生数としては、ドレイク(Drake)の「Way 2 Sex」(feat. Future & Young Thug)が記録した6,730万回(※2021年9月18日付)後の最高記録となった。

ワン・ダイレクション(One Direction)のメンバーとしては、ハリー・スタイルズは「Hot 100」で2曲首位になった初のメンバーとなった。ゼイン(Zayn)は「Pillowtalk」で「Hot 100」初登場首位(※2016年2月20日付)を記録しており、ワン・ダイレクションはグループのメンバー2人のソロ曲が初登場で「Hot 100」首位を獲得した初のグループとなった。

「As It Was」は、世界200以上の地域のストリーミング及び売上のデータを集計した米ビルボード週間世界チャート「Billboard グローバル 200」及びアメリカを除いた週間世界チャート「Billboard Global Excl. U.S.」でいずれも初登場首位となった(Billboard、※2022年4月16日付)。いずれのチャートでも、ハリー・スタイルズとしては初首位で、「As It Was」が2022年にリリースされた楽曲として初の首位曲となった。またハリー・スタイルズは「Billboard グローバル 200」で初登場での首位を記録した初のイギリスの男性ソロ・アーティストとなった。「Billboard グローバル 200」首位を記録したイギリスの男性ソロ・アーティストとしては、「Bad Habits」で首位(※2021年7月31日付)に上がったエド・シーラン(Ed Sheeran)以来、2人目となった。

「Billboard グローバル 200」で「As It Was」は、4月1日から4月7日までに世界週間ストリーミング1億2,210万回を再生し、世界週間売上は19,000ダウンロードを記録した。世界週間ストリーミング数としては、「As It Was」の1億2,210万回が現時点で2022年の最高記録となり、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)の「All Too Well (Taylor’s Version)」(1億3,130万回、※2021年11月27日付)後の最高記録となった。「Billboard Global Excl. U.S.」で「As It Was」は、4月1日から4月7日までに、世界週間ストリーミング7,920万回を再生し、週間売上は9,400ダウンロードを記録した。

「As It Was」は、イギリス、オーストラリア、カナダを含む世界10カ国以上の国の週間チャートで首位を記録。イギリスでは2022年のシングルとして最高の初週記録で「As It Was」は全英シングル・チャート初登場首位を記録(Official Singles Chart、※2022年4月14日付)「As It Was」はイギリスで週間ストリーミング1,050万回を再生し、今年最多の週間ストリーミング数を記録し、ダウンロード数はこの週の最多を記録した。

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