アリアナ・グランデ新曲「break up with your girlfriend, i’m bored」MV、最新作『Thank U, Next』と同日リリース


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前作『Sweetener』より半年経たずの異例のリリースながらこれまでと一線を画すアリアナ・グランデ(Ariana Grande)通算5枚目のアルバム『Thank U, Next』(ダウンロード版)。わずか2週間で書き上げたという先駆的サウンドの新作リリースと共に、そのサード・シングル「break up with your girlfriend, i’m bored」のミュージック・ビデオが現地時間2月8日に公開されました。CWドラマ『リバーデイル』(原題:Riverdale)のチャールズ・メルトン(Charles Melton)、モデルのアリエル・ヤスミン(Ariel Yasmine)を迎え「Thank U, Next」、「7 Rings」の映像監督ハナー・ラックス・デイビス(Hannah Lux Davis)が撮影。悪戯にも大胆なホンネの歌詞で恋人を奪う愛欲を募らせるセクシャルなミドルテンポのR&Bナンバーにのせ、絡み合う恋は思わぬ方向へ向かい──。

「あなたに惹きつけられる/こんな気持ち初めて/何と言ったらいいかわからない/でもこれはわかってる、それを考えちゃダメ/あなたの顔をひと目見ちゃうと/あなたの味を知りたくてたまらない/普段ならしまっておく/でも私はここにいる、そのことを考えながら」、「そして気づく、カノジョがそこにいる/家で思う、”こんなのフェアじゃない”」、「カノジョと別れちゃって/Yeah, yeah、だってつまんない/あなたなら朝にやれる/Yeah, yeah、自分のもののように/正しくないとわかってる/でも私には関係ない/カノジョと別れちゃって/Yeah, yeah、だってつまんない」

イン・シンク(*Nsync)の「It Makes Me Ill」を挟みながら、「Into You」、「Side to Side」、「God Is a Woman」など長年のコラボレーター、マックス・マーティン(Max Martin)イリア・サルマンザデ(Ilya Salmanzadeh)サヴァン・コテッチャ(Savan Kotecha)のチームとともにアリアナ・グランデが書き上げた「break up with your girlfriend, i’m bored」は、12曲収録の『Thank U, Next』のクロージング・トラック。10番目に現在全米ビルボード「Hot 100」2週連続首位のセカンド・シングル「7 Rings」、11番目に全米7週首位のタイトル・トラック「Thank U, Next」、そして最後に「break up with your girlfriend, i’m bored」、中心的ナンバーをラストに詰め込むアリアナ・グランデにとって特異なストラクチャーとなり、過去から未来へ進もうとする『Thank U, Next』を映し出します。そのクロージング・トラックは当初予定されていた「reMeMber」に代わっての曲だといい、アリアナ・グランデは自身のSNSで「世の中と分かち合いたくないと決めた曲の代わりに、楽しい曲(笑)を追加したわ」。

もっとも特別な意図があるとされるミュージック・ビデオとの同時公開。ナイトクラブからハウスパーティーへ舞台を移し、アリアナそっくりな格好、同じタトゥー、似た発音のアリエルが唇を奪うラストの映像には、恋人アリに行き着く「Thank U, Next」と重ね、自分の破局を願い自分自身との恋愛願望を描いたのではという声も寄せられます。アリアナの真意は?

現在グラミー賞2019授与式でのパフォーマンスを巡ってメディアを沸かせているアリアナ・グランデ。アリアナ・グランデが急遽ライブ・パフォーマンスを辞退した理由にグラミー賞プロデューサーKen Ehrlichは、現地時間今週7日にAP通信で「何ヶ月も交渉してきたが」、「彼女は準備するには遅すぎたと感じたようだ」。一方アリアナ・グランデはSNSで「ずっと黙ってきたけど、あなたはウソつき。一夜でだって準備できるわ、わかってるでしょKen。私のクリエイティビティと自己表現をあなたが抑えつけたからよ。だから出ないと決めたの」。アリアナ・グランデはグラミー賞2019授与式の目玉の一つとしても宣伝されていました。

Varietyによると、アリアナ・グランデは「7 Rings」を提案したといいますが、グラミー賞側はプロデューサーが選んだ他曲も加えたメドレーを希望し、「侮辱された」とアリアナ・グランデが感じたと報じられています。「あなたたちにはゲームに過ぎない…。ごめんなさい、私にとって音楽はそういうものじゃない」。なお一部報道によるとグラミー賞2019授与式では、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)の他、注目のケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)、チャイルディッシュ・ガンビーノ(Childish Gambino)、ドレイク(Drake)らトップスターの欠席も報じられています(※追記、ドレイクがサプライズで登場)。

「God Is a Woman」が最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞(Best Pop Solo Performance)、『Sweetener』が最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞(Best Pop Vocal Album)の2部門でノミネートされている2019年グラミー賞(第61回)授与式は日本時間2月11日月曜日に開催。パフォーマーには、ケイシー・マスグレイヴス(Kacey Musgraves)、レディー・ガガ(Lady Gaga)、デュア・リパ(Dua Lipa)、ケイティ・ペリー(Katy Perry)、ハー(H.E.R.)、ポスト・マローン(Post Malone)、トラビス・スコット(Travis Scott)、カミラ・カベロ(Camila Cabello)、ショーン・メンデス(Shawn Mendes)、ダイアナ・ロス(Diana Ross)らが予定されています。

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