2019年実写版映画『ライオン・キング』第1弾予告編、ディズニー史上最多記録


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ディズニー・ルネサンス最高傑作の一つ、1994年ディズニー長編アニメ映画『ライオン・キング』(原題:The Lion King)の実写化となる2019年注目のディズニー映画『ライオン・キング』(原題:The Lion King)の第1弾予告編が先週、家族や友達らが食卓を囲む感謝祭に合わせ公開された(現地時時間11月22日)。映画『ジャングル・ブック』で培ったCGIとライブ・アクションのハイブリッドによる最新映像技術を進化させ、可愛らしい赤ちゃんシンバの毛並みに触れたくなる”超”リアリスティックな映像でも話題を集める同映画初の予告編は、24時間で世界2億2460万再生回数を記録し、ディズニー映画の予告編として24時間史上最多記録になったとディズニーが発表した(SNS)。ディズニー映画以外も含めると、2億3800万を記録した2018年マーベル映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(原題:Avengers: Infinity War)に次いで、史上2番目の記録。いずれも配給はウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズとなっている。

現地時間2019年4月10日、実写版映画『ライオン・キング』の新たな予告編映像が公開
2019年6月5日、実写版映画『ライオン・キング』日本版本予告が公開
現地時間2019年6月24日、実写版『ライオン・キング』声優を務めるビヨンセとドナルド・グローヴァーのデュエットによる『ライオン・キング』のクラシカルなナンバー「Can You Feel the Love Tonight」が初公開

声優陣にはオールスターが結集し、シンバの幼馴染で王妃となるヒロインのナラ(Nala)役には”Queen Bey”ことビヨンセ(Beyoncé)。ちなみにCBSによると、ビヨンセとエリザベス2世は遠い親戚関係にあり、共にヘンリー2世を祖先にしているという。主人公シンバ(Simba)役にはドナルド・グローヴァー(Donald Glover)、銃社会・黒人差別などの現代アメリカ社会を諷刺した「This Is America」MVはヴァイラルとなり今年5月全米ビルボード「Hot 100」初登場首位を飾ったラッパー、チャイルディッシュ・ガンビーノ(Childish Gambino)としても活躍する。


シンバの父親、ライオンの王ムファサはオリジナルと同じ、ジェームズ・アール・ジョーンズ(James Earl Jones)。王国を乗っ取る叔父スカー(Scar)役には映画『それでも夜は明ける』(原題:12 Years a Slave)のキウェテル・イジョフォー(Chiwetel Ejiofor)。映画『ジャングル・ブック』(原題:The Jungle Book)の監督で今回監督・製作として1994年名作の実写化リメイク作品に挑んだジョン・ファヴロー(Jon Favreau)はプレスリリースで「このような才能に満ちたチームが集まり、このクラシカルな物語に生命を吹き込むことは監督にとって夢のことです」。

その予告編では1994年アニメのアイコニックなシーンである主人公シンバの誕生、ラフィキによる洗礼を神々しく描く。本編はオリジナルとは若干異なったものになるとされているが、同予告編映像では1994年アニメ版の予告編を忠実に再現、そのコンセプトを成立させる圧倒的映像美で迫る。「実写化」(live-action remake)とされていたため同予告編を見る前は、ビヨンセがライオン的な格好すると思ってたファンもいたという。またその映像に「このクオリティでムファサの死を見るのはちょっとムリ」という声も寄せられている。

音楽

アニメ映画の世界歴代興行収入ランキングで第7位となっている1994年オリジナルへの愛着、圧倒的人気と高い評価はその音楽にも寄せられ、同サントラはこれまで世界1500万枚を超える売り上げを記録。1995年ゴールデングローブ賞及び1995年アカデミー賞では、エルトン・ジョン(Elton John)とティム・ライス(Tim Rice)による「Can You Feel the Love Tonight」(愛を感じて)が歌曲賞、ハンス・ジマー(Hans Zimmer)によるスコアが作曲賞を受賞し2冠に輝いた他、1995年グラミー賞でもエルトン・ジョンが「Can You Feel the Love Tonight」で最優秀男性ポップヴォーカル・パフォーマンス賞、同スコアが最優秀子ども音楽アルバム賞を受賞するなど3冠に輝いた。

2019年映画『ライオン・キング』でもスコアはハンス・ジマーが担当。英紙The Sunによると、エルトン・ジョンとティム・ライスが再びタッグを組む他、今回新たにビヨンセを迎えたエンド・クレジットソングを計画中だという。その独占インタビューでロケット・マンは「彼らは新しいエンド・クレジットソングを必要としています」、「その映画ではオリジナル映画からの私たちの曲の4曲を予定しています」。それらの曲は「Can You Feel The Love Tonight?」、「Hakuna Matata」、「I Just Can’t Wait To Be King」、「Circle of Life」だという。「そしてエンド・クレジットソングです。私たちはビヨンセと話していて、ティム・ライスと私とビヨンセで何か実現できればと願っています」、「彼女との曲は素晴らしいものになるでしょう」。

2019年映画『ライオン・キング』は来年夏、2019年7月19日に全米一般劇場公開される(※日本2019年公開予定)。

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