ビヨンセ、新作アルバム『RENAISSANCE』発表


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グラミー賞28度受賞のビヨンセ(Beyoncé)が、通算7枚目となるスタジオ・アルバム『RENAISSANCE』(ルネサンス)を2022年7月29日にリリースすると発表した。現地時間2022年6月16日、コロムビア・レコード及びTidalのSNSを通じて「act i RENAISSANCE」の文字が書かれた画像とともに正式発表された。ビヨンセのスタジオ・アルバムとしては、前作『Lemonade』から約6年ぶりとなる。

『RENAISSANCE』のトラックリスト、カバーアート他詳細は現在発表されておらず、Apple MusicのPre-add(プリアド)機能から16曲収録のアルバムであることがわかっている。また「act i」と発表されていることから、シリーズでリリースされる可能性も示唆されている。

Varietyが報じたものによると、『RENAISSANCE』にはダンスやカントリー色の強い楽曲も収録され、ソングライターとしても数々のヒット曲を生んできたライアン・テダー(Ryan Tedder)、またラファエル・サーディク(Raphael Saadiq)もアルバムの曲に関わっているという。ビヨンセの公式サイトでは4種類のボックスセットの予約を受け付けており、CDやTシャツ、ブックレットなどが含まれている。

2021年8月のHarper’s Bazaarでのインタビューでビヨンセは、新型コロナウイルスの世界的流行の中で制作しているニュー・アルバムについて次のように述べている。

「この1年の間の隔離と不正義のなかで、私たちみんなが今すぐにでも解放され旅行に行く準備ができており、また愛と笑いを取り戻そうとしている。私は新たなルネサンスを感じていて、あらゆる方法で私は解放の高まりへの力になりたいと思っているわ」。「私は1年半ずっとスタジオにいる。何千ものサウンドからまさにこれだというものを見つけるため、私は1年かかってしまうことがあるわ。一つのコーラスで、200まで歌声を重ねることもある」、「それでもスタジオで感じる愛と情熱、癒やしに勝るものはないわ。31年を経て、9歳の頃と同じように今私はワクワクしている。そうよ、新作はもうまもなくだわ!」

これまでにリリースしたビヨンセのスタジオ・アルバム6作は全てBillboard 200で初登場首位を記録。Billboardによると、1stアルバムから6作連続で首位を獲得となるのはビヨンセが唯一のアクトだという。

ソロ・アルバム以外では『RENAISSANCE』は、2018年のジェイ・Z(Jay-Z)とのコラボ・アルバム『Everything Is Love』、2019年公開のディズニーCGリメイク映画『ライオン・キング』(原題:The Lion King)のサントラ『The Lion King: The Gift』に続くアルバム。ビヨンセのシングルとしては、「Black Parade」、「Be Alive」に続く新曲となる。

「Black Parade」は、ブラック・ライヴズ・マター運動を受け2020年のジューンティーンスにリリースされ、第63回グラミー賞最優秀R&Bパフォーマンス賞を受賞。「Be Alive」は2021年公開のウィル・スミス主演映画『ドリームプラン』(原題:King Richard)の主題歌「Be Alive」として2021年11月12日にリリースされ、第94回アカデミー賞最優秀歌曲賞にノミネート、同賞は『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』主題歌でビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)の「No Time to Die」が受賞した。

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