ビヨンセ、新曲「Break My Soul」リリース 新作アルバム『ルネサンス』幕開け


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グラミー賞史上、女性最多となる28度の受賞歴をもつビヨンセ(Beyoncé)が、新曲「Break My Soul」(Apple MusicSpotifyAmazon)を今日(2022年6月21日)リリースし、リリック・ビデオを併せて公開した。アップテンポの「Break My Soul」は、通算7枚目となるスタジオ・アルバム『RENAISSANCE』の第1弾シングル。ソロ・スタジオ・アルバムとしては前作『Lemonade』から約6年ぶりとなるニューアルバム『RENAISSANCE』は2022年7月29日にリリースされる。

米ラッパー、ビッグ・フリーディア(Big Freedia)の「Explode」(アルバム『Just Be Free』に収録)をサンプルにしたイントロから始まる「Break My Soul」は、不屈の魂と新たな幕開けを歌うダンス・トラック。「Explode」に加えて、ロビンS(Robin S.)の1993年ハウス・ヒット「Show Me Love」をサンプルにしている。

「Break My Soul」はアイコニックなダンス・ポップ「Single Ladies (Put a Ring on It)」(2008)のチーム、トリッキー・スチュワート(Tricky Stewart)、ザ・ドリーム(The-Dream / Terius Youngdell Nash)とビヨンセが再タッグを組み共同プロデュース。そのソングライターには、プロデューサーに加えジェイ・Z(Jay-Z)、BlaqNmilD(Adam Pigott)。サンプル「Explode」のビッグ・フリーディア、「Show Me Love」のアレン・ジョージ(Allen George)とフレッド・マクファーレン(Fred McFarlane)がそのクレジットに加わる。

ビヨンセは現地時間2022年6月16日にニュー・アルバム『RENAISSANCE』を発表(記事)。詳細は発表されていないが、16曲収録、また「act i」と発表されていることから、シリーズでリリースされる可能性も示唆される。またVarietyが報じたものによると、『RENAISSANCE』にはダンスやカントリー色の強い楽曲も収録され、ソングライターとしても数々のヒット曲を生んできたライアン・テダー(Ryan Tedder)、またラファエル・サーディク(Raphael Saadiq)もアルバムの曲に関わっているという。

2021年8月のHarper’s Bazaarでのインタビューでビヨンセは、新型コロナウイルスの世界的流行の中で制作しているニュー・アルバムについて次のように述べている。

「この1年の間の隔離と不正義のなかで、私たちみんなが今すぐにでも解放され旅行に行く準備ができており、また愛と笑いを取り戻そうとしている。私は新たなルネサンスを感じていて、あらゆる方法で私は解放の高まりへの力になりたいと思っているわ」。「私は1年半ずっとスタジオにいる。何千ものサウンドからまさにこれだというものを見つけるため、私は1年かかってしまうことがあるわ」、「それでもスタジオで感じる愛と情熱、癒やしに勝るものはないわ。31年を経て、9歳の頃と同じように今私はワクワクしている。そうよ、新作はもうまもなくだわ!」

ソロ・アルバム以外では『RENAISSANCE』は、2018年のジェイ・Z(Jay-Z)とのコラボ・アルバム『Everything Is Love』、2019年公開のディズニーCGリメイク映画『ライオン・キング』(原題:The Lion King)のサントラ『The Lion King: The Gift』に続くアルバム。「Break My Soul」はビヨンセのシングルとしては、第63回グラミー賞最優秀R&Bパフォーマンス賞を受賞した「Black Parade」(2020)、映画『ドリームプラン』(原題:King Richard)の主題歌で第94回アカデミー賞最優秀歌曲賞にノミネートされた「Be Alive」(2021)に続く新曲となっている。

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