テイラー・スウィフト、再録版アルバム『Red』発表 11月リリース


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テイラー・スウィフト(Taylor Swift)が今日(現地時間2021年6月18日)、再レコーディング版アルバム『Red (Taylor’s Version)』2021年11月19日にリリースすると発表した(【※追記】リリース日を1週間早め、2021年11月12日にリリースすると現地時間2021年9月30日に発表した / 記事)。再レコーディング版としては、『Fearless (Taylor’s Version) 』に続いて2作目となる。

本作についてテイラー・スウィフトはSNSで次のようにコメントしている。「アルバム『Red』に予定されていた30曲全てを皆さんが初めて聞くアルバムになります。なかには10分に及ぶ曲も収録されています」。オリジナルの4thアルバム『Red』は2012年10月にリリースされ、米ビルボードチャート「Billboard 200」で7週の首位を記録(2012年11月10日付-24日付, 12月22日付-2013年1月12日付)。「Hot 100」で首位となった「We Are Never Ever Getting Back Together」をはじめ、「Begin Again」、「I Knew You Were Trouble」、「22」などのヒット曲を収録している。

「音楽的にも歌詞的にも、『Red』はまるで傷ついた人です。感情の砕かれたモザイクが散りばめられ、どうにか最後に全て一つになるアルバムになっています。幸せ、自由、混乱、孤独、荒廃、多幸感、狂気、そして過去の記憶による拷問。新しい人生を試着するかのようにスタジオに入り、これまでと違うコラボレーター、違ったサウンドで実験しました。情熱的な一体感のなかで皆さんがその歌詞を歌ってくれた何千もの声を聞きながらこのアルバムに私の思いが注がれていったのか、あるいは、時の流れによるものかはわかりませんが、しかしそうしたなかで、何かが癒やされていきました」。

再録版シリーズの第1弾として2021年4月9日にリリースされた全26曲収録の再録版『Fearless (Taylor’s Version) 』には、オリジナル版の19曲及び「Today Was a Fairytale」に加え、マレン・モリス(Maren Morris)との「You All Over Me (Taylor’s Version) (from the Vault)」、キース・アーバン(Keith Urban)との「That’s When (Taylor’s Version) (from the Vault)」含む未収録曲6曲を収録。『Fearless (Taylor’s Version) 』は、「Billboard 200」で初登場首位となった(記事、※2021年4月24日付)。

テイラー・スウィフトは2019年8月、ビッグ・マシーン・レーベル・グループ(Big Machine Label Group)時代の6作──デビュー・アルバム『Taylor Swift』(2006)、2ndアルバム『Fearless』(2008)、3rdアルバム『Speak Now』(2010) 、4thアルバム『Red』(2012)、5thアルバム『1989』(2014)、6thアルバム『Reputation』(2017)──を再レコーディングすることを発表した。スクーター・ブラウン(Scooter Braun)のイサカ・ホールディングス(Ithaca Holdings)によってビッグ・マシーン・レーベル・グループが買収されたことをきっかけに、その6作の原盤権を失ったため、再レコーディングを決めた。

今回の発表は、ちょうど『Red (Taylor’s Version)』リリース日から22週間前。『Red』には「22」を収録する他、6月18日はスクーター・ブラウンの誕生日になっている。そのイサカ・ホールディングスは2020年11月、テイラー・スウィフトの6作の原盤権を3億ドル(約330億円)超で、ディズニー一族ロイ・E・ディズニーの未公開株式投資会社シャムロック・ホールディングス(Shamrock Holdings)に売却している。

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