先月25日にリリースされたカナダのシンガー・ソングライター、ショーン・メンデス（Shawn Mendes）のサード・アルバム『Shawn Mendes』が、今週の全米ビルボード総合アルバムチャート「Billboard 200」で初登場第1位を記録しました（Billboard、※2018年6月9日付）。これにより2015年のデビュー・アルバム『Handwritten』、2016年のセカンド・アルバム『Illuminate』に続いて、3作連続、全てのアルバムで全米首位を獲得。
壮大なロック・アンセム「In My Blood」、R&Bテイストの「Lost in Japan」など、これまでのポップ音楽の枠を超えて、シンガー・ソングライターとして新たな境地に迫るセルフ・タイトルの『Shawn Mendes』は、5月31日までの第1週で、182,000アルバム同等セールスを記録（※ニールセン・ミュージック調べ）。内訳として、従来のアルバムセールスでは、142,000セールスを記録し、いずれもこれまでの自身のアルバムセールス記録を上回り、過去最高記録となりました。
「Billboard 200」チャートは、ストリーミングなど音楽利用の多様化をチャートに反映させるため、(1)従来のアルバム・セールス（フィジカル及びデジタルのアルバム購入数）に加え、(2)楽曲ダウンロード数をアルバム・セールスに換算する「TEA (track equivalent albums) 」（※10曲ダウンロード=1アルバム）、(3)楽曲ストリーミング数をアルバム・セールスに換算する「SEA (streaming equivalent album)」（※1,500ストリーミング=1アルバム）の総数で集計。
大部分がアルバム購入数で占め、182,000アルバム同等セールスを記録したアルバム『Shawn Mendes』は、2018年にリリースされたポップアルバムの週間記録としては、293,000同等アルバムセールスを記録したジャスティン・ティンバーレイク（Justin Timberlake）『Man of the Woods』（※2018年2月17日付）に次いで、第2位の記録。アルバムの週間ストリーミング配信数としても、『Man of the Woods』に次いで2018年ポップアルバム第2位を記録します。
先週1日にはNBC『Today』に出演し、ニューヨーク・マンハッタンのロックフェラー・センターで最新アルバムより「Nervous」、「In My Blood」、前作より「There’s Nothing Holdin’ Me Back」を披露。キングス・オブ・レオン（Kings of Leon）、ジャスティン・ティンバーレイク、ダニエル・シーザー（Daniel Caesar）、カニエ・ウェスト（Kanye West）、ジョン・メイヤー（John Mayer）らからインスパイアされ多様性に富んだサウンドとなった『Shawn Mendes』について、「僕の音楽人生の中で最も正直なアルバム」、「ファンはずっと僕と一緒に歩んできてくれて、新作もとても気に入ってくれて、すごく嬉しいよ」（動画）。
今回19歳のショーン・メンデスが3作連続で全米首位獲得したことにより、当時15歳のマイリー・サイラス（Miley Cyrus）（2008年『Breakout』）、当時17歳のジャスティン・ビーバー（Justin Bieber）（2011年『Under the Mistletoe』）に続いて、史上三番目の最年少記録で3枚目のアルバム全米首位獲得となりました。
なお、今週の全米ビルボード「Billboard 200」トップ10は以下の通りです。
今週の「Billboard 200」トップ10
第1位 ショーン・メンデス/Shawn Mendes『Shawn Mendes』
第2位 ポスト・マローン/Post Malone『beerbongs & bentleys』
第3位 プシャ・T/Pusha T『DAYTONA』
第4位 エイサップ・ロッキー /A$AP Rocky『Testing』
第5位 カーディ・B/Cardi B『Invasion Of Privacy』
第6位 BTS『Love Yourself: Tear』
第7位 リル・ベイビー/Lil Baby『Harder Than Ever』
第8位 ジュイス・ワールド/Juice WRLD『Goodbye & Good Riddance』
第9位 サントラ『The Greatest Showman』
第10位 J・コール/J. Cole『KOD』
※Billboard 200、2018年6月9日付
