ロード、新曲「Mood Ring」リリース&MV公開


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ロード(Lorde)が今日、新曲「Mood Ring」Apple Music, Spotify Amazon)をリリースし、そのミュージック・ビデオを併せて公開した。浮遊感のある柔らかな歌声とアコースティックなサウンドで描く「Mood Ring」は、ジャック・アントノフ(Jack Antonoff)と共同プロデュースの3rdアルバム『Solar Power』より第3弾先行シングル。前作『Melodrama』よりおよそ4年ぶりとなるニュー・アルバム『Solar Power』は明後日、2021年8月20日にリリースされる。

ニュージーランドで撮影した「Mood Ring」のミュージック・ビデオの監督には、リード・シングル「Solar Power」(記事)に続いて、ロードとニュージーランドの映像監督ジョエル・ケファリ(Joel Kefali)。ホワイトセージを焚き、さざれ水晶で心と気を浄化、読書や瞑想、スピリチュアルな儀式で穏やかな時間を過ごしチャクラを開く。

ロードは「Mood Ring」ミュージック・ビデオの公開直前に行ったライブ動画(YouTube)で、本映像はアルバム『Solar Power』で初めて撮影したミュージック・ビデオだと語り、撮影は「とても楽しく、とてもリラックスできたわ」。「”Mood Ring”は、私たちの今の世界とスピリチュアルな繋がりを感じようとする曲で、それを感じようと私たち皆が使うアイテムや方法についての曲です」。

その映像でブロンド姿になったロードは次のようにその理由を語る。「このビデオで私は変身しています。というのは、この歌が風刺だからです。共通点も時々ありますが自分ではないキャラクターの視点からこの曲を書きました。彼女と自分をしっかりと区別したかったのです。彼女はとてもクールで、彼女の雰囲気が大好きです」。そして同曲について「”Mood Ring”は、私たちが気分を良くするために時々使う呪術的思考のメタファーになっています。その思考を私が使うのは、自分の星占いでその時に自分が必要としている内容に曲げて解釈したりする時です」。

「Mood Ring」のリリースに際してロードは、60年代ヒッピーのカウンターカルチャーからインスパイアされたといい、次のようにコメントしている。「この曲にとてもワクワクしています。私にとってとても楽しい曲です。ちょうどこのアルバムを作っている時、私は60年代のフラワーチャイルドのカルチャーを深く掘り下げました。社会から離脱し、再スタートしようとした彼らの共同体生活を理解しようとしました。このアルバムを書いている時、すごくそれが私に刺さったのです」。

「あの時代と今の時代で主に共通していると私が気づいたのは、私たちのウエルネスの文化、スピリチュアリティの文化、擬似スピリチュアリティ、ウエルネス、擬似ウエルネスです。マクロビオティックなビーガンダイエットやセージを使った浄化、水晶を置いたり、タロットカードや占いをするといったことです。それらは当時、彼らが手を出していたことですが、現在私と女子友達が手を出していることです。”これをポップ・ソングに”という感じでした。この曲は、そうしたバイブス全てを形にした私なりの究極の風刺作品といった曲です。」

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