KEiiNO、新曲「MONUMENT」ノルウェーの雄大な自然に鼓動


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2019年に開催された世界最大の歌合戦『ユーロビジョン・ソング・コンテスト』(Eurovision Song Contest)の決勝に進み、デビュー・シングル「Spirit in the Sky」で世界41カ国による視聴者票の最高得点を獲得したノルウェー代表グループ、KEiiNO(ケイノー)。そのニュー・シングル「MONUMENT」ダウンロード版)のミュージック・ビデオが2021年2月5日に公開された。

同曲は、ユーロビジョン2021のノルウェー代表をかけて現在熱戦が続いている全国大会『Melodi Grand Prix 2021』のKEiiNOのエントリー曲。2度目のユーロビジョンのノルウェー代表をかけて再び原点となる舞台に戻ったKEiiNOが、北欧らしい美しいメロディと先住民族の伝統が息づくアップリフティングな「MONUMENT」をダイナミックに歌う。

『Melodi Grand Prix 2021』グランド・ファイナルを前に公開されたミュージック・ビデオは、2020年10月から11月にかけてノルウェーの南から北へ縦断し撮影された。KEiiNOのメンバーで同曲の共同プロデューサーのトム(Tom Hugo)自身が映像監督となり、悠久の時間をかけて造り出された雄大なノルウェーの絶景とそのエネルギーを捉えながら、メンバーそれぞれにとって大切な”英雄”の写真を映し出す。

北欧のフォーク、民謡ヨイク、先住民族サーミ人の伝統音楽の要素を取り入れながら、メロディアスなスカンジナビアン・ポップとモダンなエレクトロ・ポップ・サウンドを融合した「Spirit in the Sky」を進化させた「MONUMENT」では、クリスチャンサン交響楽団のストリングスが加わり、洗練された壮大な世界観を演出する。同曲は新型コロナウイルスのパンデミックの中、2020年夏にノルウェー南海岸沿いの小屋でKEiiNOの3人が「Spirit in the Sky」のコー・ライターAlexander Nyborg Olsson、共同音楽プロデューサーのRüdiger Schrammとともに作詞作曲した。後半のフレッド(Fred Buljo)によるサーミ語の語りは「目にする全てのものは、過去から造られしもの/耳にする全てのものは、昨日のこだま」を意味しているという。

アレクサンドラ(Alexandra Rotan)は同曲についてwiwibloggsで、「”MONUMENT”は、人生で最も大切な瞬間や人々を歌った曲です。勲章をもらうことなく、ストリートの名前にならずに、他の人々の人生を豊かにしている人々を称える歌になっています」。「MONUMENT」では、この世を去っても影響を与え続ける大切な存在や、その名もなきレガシーを歌う。

ユーロビジョン』らしい映像となったミュージック・ビデオでは、メンバーそれぞれが「人生におけるそれぞれのモニュメンタルな瞬間や、私たちにとっての日々のヒーロー」の写真を手にしている。フレッドにとってのヒーローは、「サーミ人の文化伝承のために闘った曾祖父」で「彼は私にとって日々のヒーローです。彼の闘い、そして彼の固き意志は、私が今日こうして自分の夢に生きることができる理由の一つです」。アレクサンドラにとっては「トムとフレッド」だといい、「KEiiNOに加わり、新しい二人の人生の友ができました。彼らは私の最大の夢を気づかせてくれ、私の人生でかけがえのない存在になりました。彼らはまさに私のモニュメントになっています」とSNSで語る。

『Melodi Grand Prix 2021』グランド・ファイナルは現地時間2021年2月20日に開催。『ユーロビジョン・ソング・コンテスト2021』セミ・ファイナルは現地時間2021年5月18日・20日、グランド・ファイナルは5月22日に、オランダのロッテルダムで開催される。



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