ジャスティン・ビーバー、アルバム『Justice』米ビルボード初登場首位


2560 1440 VOICE Editor

ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)の通算6作目となるスタジオ・アルバム『Justice』が、今日発表の米ビルボード総合アルバムチャート「Billboard 200」で初登場首位を獲得した(Billboard、※2021年4月3日付)。これによりジャスティン・ビーバーはスタジオ・アルバム全6作で首位を記録。リミックス・アルバムなど含めると『Justice』は通算8作目の全米首位アルバムとなり、ジャスティン・ビーバーはソロ・アーティストの史上最年少記録で8作目の首位となった。

続いてラナ・デル・レイ(Lana Del Rey)のニュー・アルバム『Chemtrails over the Country Club』が初登場第2位。第3位には、人種差別的な発言で問題となりながら、先週まで10週連続の首位となっていたカントリー新星モーガン・ウォレン(Morgan Wallen)の2ndアルバム『Dangerous: The Double Album』。同作はカントリー・アルバムとして初週から7週連続で首位となった初のアルバムとなっていた。

前作『Changes』からわずか1年、2021年3月19日にリリースされたジャスティン・ビーバーのニュー・アルバム『Justice』は初週、3月25日までにアルバム相当数154,000ユニットを記録した。その内訳では、米国内週間ストリーミングが1億5,702万回でストリーミング換算による「SEA」は119,000ユニット、アルバム・セールスは30,000枚超、トラック換算による「TEA」は4,000ユニットとなった。154,000ユニットを記録した『Justice』は、『Dangerous: The Double Album』の初週記録(265,000ユニット、※2021年1月23日付)に次いで、2021年の2番目に大きな初週記録となった。

『Justice』には、「Hot 100」でヒット曲となったチャンス・ザ・ラッパー(Chance the Rapper)との「Holy」(最高第3位、※2020年10月3日付)、ベニー・ブランコ(Benny Blanco)との「Lonely」(最高第12位、※2021年1月23日付)、そして「Anyone」(最高第6位、※2021年1月16日付)、「Hold On」(最高第26位、※2021年3月20日付)等を収録。『Justice』のリリースとともに公開されたGIVĒON、ダニエル・シーザー(Daniel Caesar)との話題曲「Peaches」は、Billboardによると明日発表の「Hot 100」に登場する”可能性が高い”という。

27歳1ヶ月で「Billboard 200」で通算8作目の首位を獲得したジャスティン・ビーバーは、エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)の最年少記録(『Roustabout』当時29歳11ヶ月、※1965年1月2日付)を抜き、史上最年少で8枚目の首位を獲得したソロ・アーティストとなっている。なお前作『Changes』で当時25歳のジャスティン・ビーバーが初登場首位(※2020年2月29日付)になった際に、ソロ・アーティストとして史上最年少でアルバム7作目の首位を記録し、エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)の最年少記録を約59年ぶりに塗り替えた(記事)。

2021年3月19日にリリースされ初登場第2位となったラナ・デル・レイ(Lana Del Rey)通算7枚目のスタジオ・アルバム『Chemtrails over the Country Club』は初週、アルバム相当数75,000ユニットを記録。その内訳では、アルバム・セールスがこの週最多の58,000枚、ストリーミングは2,119万回でストリーミング換算による「SEA」は16,000ユニット、トラック換算による「TEA」は1,000ユニット弱となった。

2020年開催の第62回グラミー賞で年間アルバム賞にノミネートされた前作『Norman Fucking Rockwell!』から約1年半振りにリリースされた同作は、「Let Me Love You like a Woman」、「Chemtrails over the Country Club 」などを収録。2ndアルバム『Born to Die』(第2位、※2012年2月18日付)、3rd『Ultraviolence』(第1位、※2014年7月5日付)、4th『Honeymoon』(第2位、※2015年10月10日付)、5th『Lust for Life』(第1位、※2017年8月12日付)、6th『Norman Fucking Rockwell!』(第3位、※2019年9月14日付)に続いて、スタジオ・アルバム6作連続のトップ3入りとなった。先に発表された全英アルバムチャートでは、『Chemtrails over the Country Club』が『Justice』を第2位に抑え、首位を獲得した(Official Charts、※2021年4月1日付)。

今週の「Billboard 200」トップ10
第1位『Justice』Justin Bieber/ジャスティン・ビーバー〈初〉
第2位『Chemtrails over the Country Club』Lana Del Rey/ラナ・デル・レイ〈初〉
第3位『Dangerous: The Double Album』Morgan Wallen〈-2〉
第4位『Shoot for the Stars Aim for the Moon』Pop Smoke/ポップ・スモーク〈-2〉
第5位『Future Nostalgia』Dua Lipa/デュア・リパ〈-2〉
第6位『Shiesty Season』Pooh Shiesty〈0〉
第7位『After Hours』The Weeknd/ザ・ウィークエンド〈-3〉
第8位『My Turn』Lil Baby/リル・ベイビー〈-1〉
第9位『The Voice』Lil Durk/リル・ダーク〈-1〉
第10位『What You See Is What You Get』Luke Combs/ルーク・コムズ〈+1〉
※2021年4月3日付
※出典:”Justin Bieber Scores Eighth No. 1 Album on Billboard 200 Chart With ‘Justice’” – Billboard

関連記事

新着記事

洋楽最新情報をフォロー