エヴァネッセンス最新PV「My Heart Is Broken」にファン早くも「エヴァネッセンスの最高峰」の声


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来月ジャパンツアーのため来日する米ロックバンドエヴァネッセンス(Evanescence)が前作よりおよそ5年ぶりに満を持してリリースし全米ビルボード総合アルバムランキング「Billbord 200」第1位デビューを飾った3rdスタジオ・アルバム『Evanescence』(※国内盤『エヴァネッセンス』)より、「What You Want」に続く第2弾シングル曲「My Heart Is Broken」のミュージック・ビデオが米国時間の昨日(1月24日)VEVOにて公開されました。

(記事)”Evanescence’s ‘My Heart Is Broken’ Video: The Haunting” on MTV

公開される否や、ファンらから、「これはマジ素晴らしすぎる!」「またカウンターが壊れたぞぉぉぉぉ!」「今までで最高のPVだ!」「エヴァネッセンス・ファンv.s. VEVOカウンター、俺たちの勝利だな」「エイミー、お帰り!」「寂しかったぞ!」「ああ、私のダークエンジェルよっ」「信じられないくらい素晴らしい!」「完璧な曲に、完璧なバンド、そして完璧なPVだ」「オー・マイ・ゴッド、言葉にできない」等の数々の絶賛のコメントが寄せられ、「エヴァネッセンスの最高峰」のPVとの声が続々届けられています。

エイミー・リー、インタビュー on MTV

「このPVは今までとはずっと異なったものになるわ。実は、リアルに描いた前作PV「What You Want」とは全く正反対のものにしたかったの。超現実的なものにね。」そうエヴァネッセンスのリード・ヴォーカル、ピアニストのエイミー・リーがMTVの独占インタビューで話すこの「My Heart Is Broken」のミュージック・ビデオでは、指先から放たれる光により描かれた世界の中で捕われ、救いを叫び求める姿がスクリーンに映し出されます。

(インタビュー)”Evanescence’s ‘My Heart Is Broken’: Behind The Video” on MTV

X Japanのミュージック・ビデオ(「Jade」)を手がけたことでも知られる米フィルム・ディレクター、ディーン・カー(Dean Karr)がメガホンをとり昨年12月ロサンゼルスで撮影されたこのPVは、エイミーが10代のときに観て心に焼き付いたと話す1988年公開のイギリスのダーク・ファンタジー・ホラー映画『ペーパーハウス 霊少女』(原題:PAPERHOUSE)からインスピレーションを得た内容になっており、映画『ペーパーハウス』では、少女が紙に描いた「家」が夢の中で現実となり、最初は素晴らしくマジカルな世界と思われたものが、やがて、悪夢の現実と化して、少女に襲いかかり、その「家」から抜けだせなくなるという現実と非現実が交錯する世界が描かれます。

しかしその超現実主義的に描かれるファンタジーの映像とは対照的に、「このアルバムのハイライト」等批評家らから高い評価を受けているこの曲「My Heart Is Broken」のリリックは、過酷な現実に基づいたものであるようです。

この曲について、エイミー・リー(Amy Lee)は、ニューヨークで性的人身売買の被害者の救済にあたる友人の団体に自身が参加した際、その悲惨な状況に強く心を打たれ、もし自分がそのような状況に一人捕われてしまったら…、その過酷な場所に置かれた状況を追体験しながら作詞作曲されたものであることをそのインタビューで明かしています。

超現実のファンタジー映像の中で描かれる決して癒えることのない深い傷を負い、行き場失った心、その救いを叫び求める中、ラストシーンでは、鏡の中の自分と鏡の外の自分が触れ合うと、暗闇に光が解き放たれ光で満ち溢れるシーンがスクリーンに映し出されます。

そこにはもしかしたらその心を救うダークエンジェルの姿が映し出されているのかもしれません。

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