キャリー・アンダーウッド、最新作『Cry Pretty』今年女性最高記録で全米首位、カントリーに新たな歴史


2400 1350 VOICE編集部

前作『Storyteller』よりおよそ3年ぶり、今月14日にリリースされたキャリー・アンダーウッド(Carrie Underwood)の通算6枚目となる最新アルバム『Cry Pretty』が今週、全米ビルボード総合アルバムチャート「Billboard 200」で初登場第1位を記録した(Billboard、※2018年9月29日付)。これによりキャリー・アンダーウッドは『Carnival Ride』(2007年)、『Play On』(2009年)、『Blown Away』(2012年)に続いて、4枚目の「Billboard 200」首位獲得となり、女性カントリー・アーティストとしては史上最多の首位記録、カントリーに新たな歴史を作った。

これまで女性カントリー・アーティストとして、キャリー・アンダーウッドは3度「Billboard 200」首位に輝いたフェイス・ヒル(Faith Hill)、リンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt )、テイラー・スウィフト(Taylor Swift、※5度首位獲得、カントリー・アルバムとしては3枚)らと共に最多タイ記録となっていた。男性カントリー・アーティストを含めると、ガース・ブルックス(Garth Brooks)が最多9枚で「Billboard 200」首位を記録している。

『Cry Pretty』は先週20日までの第1週で、266,000同等アルバムを記録、女性アーティストとしてはこれまで今年の最高週間記録となっていたカーディ・B(Cardi B)『Invasion of Privacy』(※2018年4月21日付、255,000同等アルバム)を抜いて、今年最大の週間記録、昨年のテイラー・スウィフト『reputation』(123.8万同等アルバム)以来の最高記録となった。またカントリー・アルバムとしては、ルーク・ブライアン(Luke Bryan)全米首位アルバム『Kill the Lights』(※2015年8月29日付、345,000同等アルバム)以来、およそ3年ぶりの最高記録となっており、女性カントリー・アーティストとしては(同等アルバムの集計方法となった2014年以来)過去最高記録となった。

266,000同等アルバムを記録した『Cry Pretty』は、内訳として大部分がアルバム・セールスで占め251,000セールス、ストリーミング換算のSEAは11,000、トラック換算のTEAは4,000。アルバム・セールスとしても『Cry Pretty』は、女性のアルバムとしてはテイラー・スウィフト『reputation』以来の最高セールス、カントリー・アルバムとしてはルーク・ブライアン『Kill the Lights』(320,000セールス)以来、3年ぶりの最高セールスとなっている。またカントリー・アルバム部門では、『Cry Pretty』を含めてキャリー・アンダーウッドは全6作で第1位となった。

今回の記録的全米首位を受けて、キャリー・アンダーウッドはBillboardでその喜びを語り、「このアルバムは多くの意味で私にとって、とっても特別なアルバムです。皆さんに喜んで頂けこれ以上誇らしいことはありません」。「自分が望むことをでき感謝の気持ちでいっぱいです、これらを叶えてくれる世界中のファンの方々の応援に心より深く感謝しております」。

Cry Pretty

昨年11月、キャリー・アンダーウッドはナッシュビルの自宅外階段で転倒し手首を骨折、顔に40から50針を縫う重症を負った。今年4月ファンらに宛てたメッセージで35歳はリード・シングルでタイトル・トラックとなった「Cry Pretty」について、「(”Cry Pretty”は)感情に支配され、それらを抑えられなくなった時のことを描いているわ」。「ここ1年に起きた多くのことを物語ってる。この曲を聞いたとき、みんなが人生のどこかで、こうした気持ちと共感できたらと願っているわ」。

元NHL選手で夫マイク・フィッシャー(Mike Fisher、38歳)との間に現在、第二子を妊娠中のキャリー・アンダーウッドは、先週16日(現地時間)CBSニュースサンデーモーニングの番組で、昨年から今年にかけて3人の子を流産していたことを告白。「2017年の初めに妊娠してうまくいかなかったわ」、「その時私は、”神様、わかっています、あなたのタイミングではなかったのだと。理解しています。私たちはきっと立ち直り、何とか乗り越えていきます”。そして春になって、また妊娠したのだけれども、それもダメだったわ」。そして「2018年の初めに妊娠して、失ってしまった」、「私は”いったいこれはどういうこと?”っていう思いだったわ」。「赤ちゃんを失った直後、私は楽曲を制作していたわ」、「座ってそのことばかり考えてはいけないって」、「これをしたいって」、「傷を癒やすようなものであったと思うわ」。「Cry Pretty」はそうして生まれた曲だという。

ごめんなさい、でも私は女の子にすぎないわ/自分の気持ち、滅多に外には見せない/感情を抑えるのはスゴく得意/冷静に保つ、どんな時も」、「だからごめんなさい、もしこんな姿を見たくなかったら

でも感情に負けてしまう時がある/誰もがぼろぼろになる/それを隠すことはできず、その現実と闘えない」、「キレイな嘘で”大丈夫よっ”って言うこともできる/キレイに微笑んで、立ち去ることもできる/ほとんど全て、キレイにごまかせる/でも泣くことはできない、キレイになんて

再び赤ちゃんを失ったと思ったという日、「その夕方マイクはいなくって、彼にメールしたわ、”一人になりたくないから、イザヤと一緒に寝るね”って」。現在3歳になる長男イザヤくん、「どうやって彼を起こさなかったかはわからないけど、私は体を震わせて、ただ泣いていたわ」。「そして私は、”どうして生めないのに、妊娠したりなんかするの?どうして?”、”その扉を閉めるか、どうか私に子どもを与えて下さい”って思っていたわ」。「それから初めて、私は神様に自分の気持ちを伝えたように感じるわ」、「それは土曜日のことで、そして次の月曜に病院に行ったら」、「全ては順調だって!」、祈りはずっと届いていたのかもしれないというキャリー、「聞いてくれていたんだわ」。

人口3000人ほどのオクラホマ州の小さな町チェコタに3人姉妹の末っ子として育ったキャリー・アンダーウッド。今でも「この場所は、私の魂が休むことのできる唯一の場所」そう彼女が語る”single stoplight town”の看板には、「チェコタ、キャリー・アンダーウッドの故郷、アメリカン・アイドル2005」。これまでに6400万枚のセールス、7度のグラミー賞を受賞、先週20日、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム(Hollywood Walk of Fame)には2646番目のスターとしてキャリー・アンダーウッドの名と星がCapitol Records buildingの前に刻まれた。


そのセレモニー(全映像スピーチ)には、家族、友人、ファンらをはじめ、サイモン・コーウェル (Simon Cowell)やブラッド・ペイズリー(Brad Paisley)も駆けつけ、ブラッド・ペイズリーはスピーチで「キャリー・アンダーウッドは多くの意味で、ミス・カントリー・ミュージックとして、この世代のドリー・パートン(Dolly Parton)だ」と讃えた。キャリー・アンダーウッドは、チェコタの少女がウォーク・オブ・フェームのスターとなった理由について語り、「それは信じることです」、「私は人生でとても多くの人にとても恵まれてきました」、声を震わせた。「私を信じてくれた多くの人たちに恵まれてきました」。両親、アメリカン・アイドル、ファンら、関係者ら、そして夫へ「私は素晴らしい人に出会いました、マイク、私が本当の自分よりもずっといい人だと思わせてくれる人です。人として、妻として、母として、私を信じ続けてくれてありがとう、そしてずっと支え続けてくれてありがとう」。そして息子へ「イザヤ、あなたを心から愛しているわ。あなたは私たちの人生の最高のこと。愛しているわ、そしてあなたを信じているわ」。

「私を信じてくれたファンの皆さん、家族、友人、一緒に仕事をした素晴らしい人達、本当にありがとう」、「信じることで叶いました」。「人を信じ、自分自身を信じて」、「感謝の言葉しかありません」。

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