爽快感迸るポップ・パンク・ナンバー「Love Drunk」(»ミュージック・ビデオ)から、メロディアスなサウンドと心に触れるリリックのポップ・ロック・バラードで魅せるテイラー・スウィフト(Taylor Swift)とのコラボレーションソング「Two Is Better Than One」(»ミュージック・ビデオ)等、全米ビルボードロックアルバム部門第1位、「Billboard 200」第8位と自身最高の記録を打ち立てた2ndアルバム『Love Drunk』からおよそ3年。
昨年2月急遽、不確定期限のバンド活動一時休止を発表した米ロックバンド、ボーイズ・ライク・ガールズ(Boys Like Girls)が、今年その最新シングル曲「Be Your Everything」と共に完全復活、先月同ミュージック・ビデオがVEVOにて公開されました。
「少しの間時間が必要だったんだと思う。音楽業界のダンス・ミュージックへの移行とも言える中で、それはロックバンドには脅威でもあった」と語るフロントマンのマーティン・ジョンソン(Martin Johnson)は、新たな音楽スタイルが押し寄せる中、「俺たちはアルバムを作ったが、俺たちの本当の姿とは感じなかったんだ。だから俺たちはそれを投げ出し、そして少し時間が必要だったんだ」と2011年初めに既に完成させていたアルバムを投げ出した過去を振り返ります。
ファンらの不安が過る一方、昨年11月には復帰を発表、ベーシストをブライアン・ドナフュー(Bryan Donahue)からモーガン・ドア(Morgan Dorr)へと変更し戻ってきたボーイズ・ライク・ガールズのフロントマンは、「俺たちはそのアルバム(3rdアルバム『Crazy World』)リリースを楽しみにしているよ。ついに俺たちはそのアイデンティティの音楽を作る道を見つけ出すことができたと心から感じている。そして俺たちは自分たちの楽器で演奏できるんだ、ディスコ・バンドではなくね」と新しい道への意気込みと興奮を語ります。
制作した彼らの曲を聞いて驚いた人々の反応に「よりボーイズ・ライク・ガールズの昔のサウンドに近いと感じたからだと思う、そしてそれは俺たちがアルバムでより深く掘り下げた曲への素晴らしい移行だ」と話すマーティン。
今年7月にリリースされたEP『Crazy World – EP』の1stシングル曲「Be Your Everything」について、「過去のポップへの探究の最高の例であり、2012年に向かおうとしているプレビューといえる曲だ」と明かします。
友達でいることはできないその“4文字の一つの言葉”の深い思いを綴るバラードソング「Be Your Everything」(君の全てになる)のミュージック・ビデオでは、人の姿なき廃墟の中、マーティン・ジョンソンと米女優アリー・ゴーニノ(Allie Gonino)演じる二人の若者がモノトーン調のスクリーンに各々映し出され、探し歩くようにお互い引き寄せられ合う中、鮮やかに咲く一輪の花と共に、二人が出会い見つめ合うラストシーンを迎えます。
3rdアルバム『Crazy World』のリード・シングル曲ともなっている同曲のYouTube動画は早くも累計3,200,000再生回数を超え(※公式ミュージック・ビデオ及びリリック・ビデオの合計回数)、同バンド過去ない急上昇をみせており、次のような数々の声と共に多くのファンがその活動再開に喜びの声をあげているようです。
ボーイズ・ライク・ガールズ、完全復活!
この曲は最高に素晴らしいよ 😀
なんてことだ、何度も何度も聞いてしまう :))
ものすごく美しい歌詞だわ
寂しかったゾ!
この曲の歌詞、とても、とても、とても、とても、とてもキュート、大好きだわ!!!!
お帰り、BLG(涙) :’)
この曲は私を笑顔にしてくれる :) とってもキュート!
男の人が彼女に歌うパーフェクトな曲ね 🙂
この曲は世界で最もロマンチックな曲だよっ!!!!!!!
曲ともに彼がそのノートと折り紙を全部作って私に恋人になって欲しいって言ってくれたわ。ありがとうBLG、とっても素敵でロマンチックなアイデアを彼に与えてくれて!! xx <3
先週には米ロックバンド、オール・アメリカン・リジェクツ(All-American Rejects)とともに共同ツアーをキックオフしたボーイズ・ライク・ガールズ、その待望の復帰後初となる3rdアルバム『Crazy World』は今年秋にリリース予定。
(記事)”All-American Rejects, Boys Like Girls rock UMaine” on The Maine Campus
(記事)”Boys Like Girls Joining All-American Rejects on Co-Headlining Tour” on PopCrush
(記事)”The All American-Rejects, Boys Like Girls + The Ready Set Kick Off Fall Tour in Hampton Beach, N.H. – Exclusive Photos” on PopCrush
「機械的で冷たいダンス・ミュージック」に感じるというLAの音楽業界を離れ、音楽の原始的風景を宿すナッシュビルでそのカントリー・ミュージックに刺激されたと明かすマーティン・ジョンソン、新たな姿と共に、いよいよ再始動となるそのフロントマンは「また戻ってこれて、演奏できることは素晴らしいことだ。これからがとても楽しみだよ」とその熱い思いと喜びを言葉にします。
(記事)”Boys Like Girls Declare Death To ‘Disco’ On Crazy World” on MTV
(記事)”RAGGED Exclusive: Back To Reality: The Reinvention of Boys Like Girls” on Ragged
※米誌『RAGGED』は本誌掲載記事のPDFダウンロードが可能です。記事内「Full issue download here!」リンクより配信されています。
※記事内アーティストのコメント引用は、上記2記事(MTV、Ragged)より引用しています。
(参考)ボーイズ・ライク・ガールズ米公式サイト
(参考)”THE SINGLES BAR: Boys Like Girls, “Be Your Everything” ” on Popdust