ポップ界の新星エイバ・マックス「Sweet But Psycho」世界11カ国首位 今年最終週で全英制す


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世界17カ国首位、全英4週連続首位(※追記)

ポップ界の新星エイバ・マックス(Ava Max)「Sweet But Psycho」ダウンロード版)が、全英シングル最新チャートで自身初となる第1位を獲得(Official Charts、※28 December 2018 – 03 January 2019)。女性の力強さと自信を(違う角度から)謳うエンパワーメント・ソング「Sweet But Psycho」は全英シングルチャートで自身初のチャート・インとなった今年秋以降浮上を続け(※2018年11月1日付)、一年で最も注目の前週クリスマス・ウィークには首位が予想され第2位となったものの、3週連続の第2位から今年最後のチャートで首位となりました。「Sweet But Psycho」の首位獲得後、エイバ・マックスは自身のSNSで「親知らず抜いてからベッドで回復中、歌うことばかりを考えている…もちろんね!あぁぁぁ!みんなのところに戻るのが待てないわ😌🔮」

「Oh、彼女はイイ子だがサイコ/ちょっとだけサイコ/夜になると彼女は叫ぶ、”私は狂ってるわぁぁ”/oh、彼女はイイ女だがサイコ/だから去った、でも彼女は正しかったわ/夜になると彼女は叫ぶ、”私は狂ってるわぁぁ”」、「彼女はあなたを苦しめるが、彼女は祝福/彼女は一瞬であなたのシャツを引き裂く/あなたは戻ってくるわ、おかわりに/自分のプレートを持って、あなたは我慢できなくなってしまう」、「No、no/あなたは従っちゃう、彼女に任せて/あなたは言うわ、”やめて、やめて”/それから言うわ、”イエス、イエス、イエス”ってね、だって彼女はあなたの頭の中メチャクチャにしちゃう」

「Oh、彼女はイイ子だがサイコ/ちょっとだけサイコ/夜になると彼女は叫ぶ、”私は狂ってるわぁぁ”/oh、彼女はイイ女だがサイコ/だから去った、でも彼女は正しかったわ/夜になると彼女は叫ぶ、”私は狂ってるわぁぁ”」

右はボブ、左はロングの”マックス・カット”(理由)、奇抜なファッションにパワフルなヴォーカルから、レディー・ガガ(Lady Gaga)やシーア(Sia)らに続く逸材として期待が寄せられるエイバ・マックス(本名 Amanda Ava Koci)は、カーディ・B(Cardi B)、ブルーノ・マーズ(Bruno Mars)、エド・シーラン(Ed Sheeran)らが所属するアトランティック・レコード(Atlantic Records)より今年4月にデビューシングル「My Way」をリリースしたばかりのアメリカ出身シンガー・ソングライター。そのサード・シングルで、スウェディッシュ・ポップを彷彿とさせる一度聞いたら離れないキャッチーなピュア・ポップの「Sweet But Psycho」は今年8月にリリース以降、スウェーデンなど北欧からヨーロッパを中心に大ヒットし、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、そしてドイツ、オーストリア、スイスなど世界10カ国で首位。そして今回のイギリス首位から、現在アメリカでも人気を押し上げ、先週全米ビルボード総合ソングチャート「Hot 100」で初登場第87位を記録し(※2018年12月29日付)、今年8月に公開された「Sweet But Psycho」のミュージック・ビデオは現在動画再生回数5000万回に迫り上昇を続けます(※追記、世界17カ国で第1位、全英4週連続首位)。


「Sweet But Psycho」の音楽プロデューサーには、マイリー・サイラス(Miley Cyrus)「Wrecking Ball」、ケイティ・ペリー(Katy Perry)「Roar」などのヒットメーカーCirkut。ノルウェーの音楽プロデューサー/ソングライターのTixから送られてきた(歌詞のない)ピアノのコーラス、メロディをもとに、エイバ・マックスがCirkut、マディソン・ラブ(Madison Love)らとともに書き上げたといいます。同曲についてエイバ・マックスは「恋愛関係の中で誤解されている女の子について描いているわ、”サイコ”と呼ばれて、自分の頭がおかしいんだってそんな風に感じている女の子、本当は彼女は正直で、オープンで、率直で、露骨なだけ。カレはそんな彼女の全ての部分を心から愛している。結局カレは彼女を愛さずにはいられなくなってしまうことを描いた曲だわ」(United By Pop)。「私には多くの面がある。誰もがそうだと思うわ、この曲は自分の全て、自分の二面性の全てをさらけ出すことを怖れない女の子を描いているわ、そしてそんな彼女の全てを愛する男子の物語よ」(Idolator)。

My Way

そんなエイバ・マックスの下積み時代は長く現在25歳。今年世界を沸かせた新星23歳デュア・リパ(Dua Lipa)、29歳ビービー・レクサ(Bebe Rexha)と同じく両親はアルバニア人、エイバ・マックスの両親は政治的混乱から逃れフランスからアメリカに移住し、そこで生まれたエイバ・マックスはオペラ歌手の母親の影響を受け、「母はいつも家で歌っていたわ。だから母が歌っているのを初めて聞いた時、母のマネをして母の後ろにくっついていつも歌っていたわ、母のように上手くなろうとしてね」(CelebMix)。音楽の道のため「17歳の時ロサンゼルスに引っ越したわ、だから7年くらいになるわね。14歳のときも1年ほどロサンゼルスに住んでいたわ。夢を追いかけていたの」、しかし音楽プロデューサーらから全く相手にされることはなく何年も経ち、Cirkutとの出会いが運命を変えたと振り返ります。「彼との出会いがまさにターニングポイントだったわ。私たちがSoundCloudにあげた最初の曲がすごく話題になって、メールを通してレコード契約に辿り着いたわ。あっという間だったわ、でもそれに至るまでは長い道のりだった。何年も悪戦苦闘していたわ。本当に辛かった。でも、そうね、Cirkutが私に多くの扉を開いてくれたわ」。

今年9月にはデヴィッド・ゲッタ(David Guetta)の「Let It Be Me」(Audio)でコラボ、今年10月にはDJ Viceとジェイソン・デルーロ(Jason Derulo)の「Make Up」(MV)でコラボを果たしたエイバ・マックス、「Sweet But Psycho」での世界的ヒットを受け、「私はいつも家族にこんな風に言っていたわ、”みんなに借りを返すのが待てない”ってね。家族はずっと私の真のサポーターだったわ、8歳の頃から」、「母は小さい頃からすごく歌ってきたから、母が一番最初に私の中にそれをしっかりと見ていてくれた。ずっと私を助けてくれたみんなに恩返しするのが待てないわ。本当にそれが信じられない、何年も失望ばかりだったから、そしてこうして今、ファンの人たちの反応・共感を見て、本当に幸せに思っているわ」。

エイバ・マックスは2019年にもデビュー・アルバムを目指しているといいます。自身の音楽性について「私は自分の音楽をエッジの効いた、露骨な、そしていいヴァイブを放つものにしたいっていつも思っているわ」、「そうしたものを通じて、私の曲を聞いてくれる人々に元気を与えることができたらって思ってる。それが私の歌詞を通じて聞こえてくるものにしたいわ」。そして楽しいポップソング、ミュージック・ビデオになっていることについて「私の曲をかけてくれたとき、自信が溢れるようになって欲しいわ。私は人が幸せになる音楽を作りたい。ファンの人たちからこんなメッセージをもらう、”今日学校でイジメにあって、あなたの曲を聞いたらそんなの全部吹っ飛んじゃった、すごく自信が持ててハッピーに感じるわ”って。それは最高のことだわ。そんなふうに力になったって言葉を聞いたら、これ以上に報われることはないわ」。

(記事)「Ava Max On “Sweet But Psycho” & Making Pop Fun Again: Interview」Idolator
(記事)「EXCLUSIVE: Ava Max Talks Sweet But Psycho and Upcoming Work」CelebMix
(記事)「Ava Max talks Sweet But Psycho and dream collaborations」United By Pop

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