アリアナ・グランデ&ジャスティン・ビーバー「Stuck With U」全米初登場首位


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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行と深刻化を受け、刑務所から早期釈放された米ラッパーTekashi 6ix9ineによる釈放後初の新曲「Gooba」と、アリアナ・グランデ&ジャスティン・ビーバーによるCOVID-19チャリティー・シングル「Stuck With U」の初登場に注目が集まった今週の全米ビルボード総合ソングチャート「Hot 100」。ダウンロード数で大きく上回ったアリアナ・グランデ(Ariana Grande)ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)「Stuck With U」が初登場首位を獲得し、ストリーミングで大きく上回っていた「Gooba」を第3位に抑えた(Billboard、※2020年5月23日付)。

今回の首位により、アリアナ・グランデにとっては3曲目の「Hot 100」首位。アリアナはこれまで「Thank U Next」で通算7週の首位(※2018年11月17日付-12月1日付, 12月15日付-2019年1月5日付)、「7 Rings」で通算8週の首位(※2019年2月2日付-3月2日付, 3月23日-4月6日付)。一方ジャスティン・ビーバーにとっては6曲目の「Hot 100」首位。ジャスティンはこれまで「What Do You Mean?」で1週の首位(※2015年9月19日付)、「Sorry」で3週連続の首位(※2016年1月23日付-2月6日付)、「Love Yourself」で通算2週の首位(※2016年2月13日付, 2月27日付)、「I’m the One」で1週の首位(※2017年5月20日付)、「Despacito」で16週連続の首位(※2017年5月27日付-9月9日付)となっていた。

またアリアナ、ジャスティン共に3曲目の「Hot 100」初登場首位となり、その初登場首位曲数の記録でマライア・キャリー(Mariah Carey)、ドレイク(Drake)の最多記録に並んだ。Billboardによるとアリアナは「Hot 100」首位曲数記録において、最初の3曲が全て初登場首位となる唯一のアーティストだという。

5月8日にリリースされた「Stuck With U」は、リリース初年の売上及びストリーミングの収益の一部が、COVID-19の最前線で尽力する医療従事者、警察官、消防士らの子どもたちの助成金・奨学金を支援する緊急支援基金「First Responders Children’s Foundation」に送られる。ニールセン・ミュージックによると「Stuck With U」は5月14日までに初週、米国内ストリーミング2810万回を記録し、ストリーミング・ソング・チャート初登場第4位。ダウンロード数は108,000でデジタル・ソング・セールス・チャート初登場首位。週間ダウンロード数が100,000を超えたのは、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)の「Me!」(193,000、※2019年5月11日付)以来だという。「Stuck With U」のラジオ・ソング・チャートは今週第33位(263万オーディエンス・インプレッション)となり、Billboard独自の算出方法により総合で第1位となった。

同じく5月8日にリリースされた6ix9ineシックスナイン、本名Daniel Hernandez)の「Gooba」は、5月14日までに初週、米国内ストリーミングは「Stuck With U」のおよそ倍となる5530万回を記録し、ストリーミング・ソング・チャート初登場首位。ダウンロード数は「Stuck With U」の4分の1以下となる24,000でデジタル・ソング・セールス・チャート初登場第3位。ラジオ・エアプレイでは、「Stuck With U」の10分の1以下となる17.2万オーディエンス・インプレッションとなり、総合で第3位となった。この結果について、6ix9ineは自身のInstagramで「Billboardがナンバーワンにするためのカネを受け取って、チャートを不正に操作している」、「世界にこれを見てほしい」と動画で説明し抗議し(アーカイブ)、集計締切日直前に6枚のクレジットカードで「Stuck With U」が30,000購入されたと主張した。アリアナ、ジャスティンらの反論とあわせてアメリカの各メディアがこれを報じた(NBCUSA Today)。

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thank u to everybody who supported this song, this cause and made this happen. we love uuuuu so much. 🤍 there’s so much to celebrate today. 🤍 however, i would like to say a few things. anyone who knows me or has followed me for a while knows that numbers aren’t the driving force in anything i do. i’m grateful to sing. grateful to have people who want to listen. grateful to even be here at all. i didn’t have a number one for the first five years of my career and it didn’t upset me at all because from the bottom of my heart, music is everything to me. my fans are everything to me. i promise i couldn’t ask for another fucking thing. so with this celebration today, i would like to address a few things which i don’t usually do (i don’t give my energy to drama or strange accusations normally but this has gone a little too far)…my fans bought the song. JUSTIN’S fans bought the song. OUR fans bought this song (never more than four copies each, AS THE RULES STATE). they are ride or die motherfuckers and i thank god every day that i have them in my life. not just when they fight for us to win (even when i ask them not to as i did this week) but because they’re some of the greatest people i know. sales count for more than streams. u can not discredit this as hard as u try. to anybody that is displeased with their placement on the chart this week or who is spending their time racking their brain thinking of as many ways as they can to discredit hardworking women (and only the women for some reason…..), i ask u to take a moment to humble yourself. be grateful you’re even here. that people want to listen to u at all. it’s a blessed position to be in. i’ve had a lot of “almost number ones” in my career and i never said a goddamn thing because I FEEL GRATEFUL TO EVEN BE HERE. TO WANT TO BE HEARD AT ALL …. and you should feel that way too. congratulations to all my talented ass peers in the top ten this week. even number 3. 🥰 and thank u to @billboard for this honor. and thank u to everybody who helped us raise a lot of money for a very important cause this week. love u all a lot.

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6ix9ineの主張を受けてアリアナ・グランデは自身のInstagramで「私は歌うことができて感謝している。歌を聴いてくれる人がいて感謝している。ここにいれるだけで感謝しているわ」。チャートではなく「ファンが私にとって全て」とした上で、「私のファンたちがお金を出して買ってくれた。ジャスティンのファンがこの曲を買ってくれた。私たちのファンがお金をかけてこの曲を買ってくれた」、「ファンは全てをかけてくれる、そんなファンの皆と出会えたことを、私は毎日神様に感謝しているわ」、「セールスのカウントはストリーミング以上。いくら言ってもこれを疑うことはできないわ」、「謙虚になって感謝の気持ちを持ってほしい」と6ix9ineの名前を出さずに反論。アリアナはファンらに感謝の気持ちを伝えた。

またジャスティン・ビーバーは自身のInstagram Storiesで具体的に反論し、ルール上、1枚のクレジットカードで反映される購入数は最大4で、6枚のクレジットカードの主張について「虚偽」と述べた。また6ix9ineのストリーミング数が公表データよりも少なくカウントされていることについて、「彼は世界のストリーミング数をカウントしているが、国内チャートなのでストリーミング数は国内だけでカウントしないとね」と反論。「この歌はアリアナ・グランデとの曲、素晴らしい目的のために彼女と寄付金を集める力になれて、光栄に思っている」と述べた(アーカイブ)。

今週の「Hot 100」第2位には、先週首位争いを制したドジャ・キャット(Doja Cat)とニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)の「Say So」。なお、フィジカルのセールスやラジオのデータを含まないRolling Stone誌による今週のRS Charts「Top 100 Songs」では、第1位に6ix9ineの「Gooba」、第2位に「Stuck With U」、第5位に「Say So」(※追記、その後変更され第1位「Stuck With U」、第2位「Gooba」。”激しい接戦の首位争い” : 2020年5月14日付-現地時間5月21日発表)。Billboardは今回の6ix9ineの抗議に対して、チャートのデュープロセスと透明性を別途記事で詳細に説明している(Billboard)。

今週の「Billboard 200」では、カナダのラッパーNAV(ナヴ)のサード・アルバム『Good Intentions』が初登場首位で2作連続の全米首位。ケラーニ(Kehlani)のセカンド・アルバム『It Was Good Until It Wasn’t』がアルバム相当数83,000で初登場第2位となりデビュー・アルバム『SweetSexySavage』(アルバム相当数58,000/第3位、※2017年2月18日付)を上回り自身最高の週間記録で自身最高位となった。またサプライズ・リリースとなったバッド・バニー(Bad Bunny)の『Las Que No Iban a Salir』が初登場第7位となり3作連続のトップ10となった。

今週の「Hot 100」トップ10
第1位 アリアナ・グランデ&ジャスティン・ビーバー「Stuck With U」〈初〉
第2位ドジャ・キャット/Doja Cat「Say So」ft. ニッキー・ミナージュ/Nicki Minaj〈-1〉
第3位 6ix9ine「Gooba」〈初〉
第4位 ザ・ウィークエンド/The Weeknd「Blinding Lights」〈-1〉
第5位 ミーガン・ザ・スタリオン/Megan Thee Stallion「Savage」ft. ビヨンセ/Beyoncé〈-3〉
第6位 ドレイク/Drake「Toosie Slide」〈-2〉
第7位 ロディ・リッチ/Roddy Ricch「The Box」〈-2〉
第8位 ダベイビー/DaBaby「Rockstar」feat. ロディ・リッチ/Roddy Ricch〈+1〉
第9位 デュア・リパ/Dua Lipa「Don’t Start Now」〈-3〉
第10位 ポスト・マローン/Post Malone「Circles」〈-2〉
※2020年5月23日付
出典:”Ariana Grande & Justin Bieber’s ‘Stuck With U’ Debuts at No. 1 on Billboard Hot 100” – Billboard

今週の「Billboard 200」トップ10
第1位 NAV『Good Intentions』〈初〉
第2位 Kehlani/ケラーニ『It Was Good Until It Wasn’t』〈初〉
第3位ドレイク/Drake『Dark Lane Demo Tapes』〈-1〉
第4位 リル・ベイビー/Lil Bab『My Turn』〈-1〉
第5位 Lil Durk『Just Cause Y’all Waited 2』〈初〉
第6位 ダベイビー/DaBaby『Blame It on Baby』〈-2〉
第7位 バッド・バニー/Bad Bunny『Las Que No Iban a Salir』〈-3〉
第8位 リル・ウージー・ヴァート/Lil Uzi Vert『Eternal Atake』〈-3〉
第9位 ザ・ウィークエンド/The Weeknd『After Hours』〈-3〉
第10位 ポスト・マローン/Post Malone『Hollywood’s Bleeding』〈-2〉
※2020年5月23日付
出典:”NAV’s ‘Good Intentions’ Debuts at No. 1 on Billboard 200 Albums Chart” – Billboard

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