エイミー・グラント(Amy Grant)クリスマス・ソング「Grown-Up Christmas List」


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記事『心が温まるクリスマス洋楽アルバム14選(2/2)』に掲載したPV動画ですが、改めて個別記事にしてみました。この曲は、12度のグラミー賞ノミネート、6度のグラミー賞に輝き、クリスチャン・ミュージック界のパイオニア的存在であるエイミー・グラント(Amy Grant)の「Grown-Up Christmas List」(大人になった私のクリスマスのお願い)。大人になってサンタ・クロースに宛てたクリスマスのお願いリストを、抒情的に人間愛溢れるタッチで綴ったクリスマス・ソングです。

90年代の懐かしくも情愛深く温かいビデオクリップに、デビット・フォスターらしい心の琴線に触れるメロディ、そして利他的で心に沁みる美しい歌詞が、不思議と優しい気持ちにさせてくれます。この歌詞には、5つのお願い事(厳密には6つでしょうか)がされているのですが、曲の紹介と共に一部日本語訳に意訳してみましたので、ご参考に!

“Grown-Up Christmas List” ~大人になった私のクリスマス・リスト~
About Amy Grant’s “Grown-Up Christmas List” Lyrics

私のことを覚えていますか
あなたの膝の上に座って
夢を膨らませながら
あなたに手紙を書いたこと

そうね、今はすっかり大人になったわ
でもどうしてもまだお願いしたいことがあるの
私はもう子供じゃないけど
でも私の心はまだ夢をみるの

そう、これが私のとても大切なお願い
大人になった私のクリスマスのお願い
自分自身のためではなく
これを必要としている世界の人々のために

もうこれ以上人生を引き裂くような
戦争は決して起こさないで
そして時が全ての傷を癒しますように
全ての人に友達ができますように
正義が必ず勝つ世の中でありますように
そして愛が決して終わりませんように
これが私の大人になったクリスマスのお願い


この曲は、デビッド・フォスター(David Foster)プロデュースによるナタリー・コール(Natalie Cole)が歌った曲(デビッド・フォスターが90年にリリースしたアルバム『River of Love』や、デビッド・フォスターのクリスマス・アルバム『The Christmas Album』に収録、また99年にナタリー・コールがリリースしたクリスマス・アルバム『Magic of Christmas』にも収録)のカバー曲。当時それほど注目されていた曲ではありませんでしたが、これを92年にエイミー・グラント歌詞を一部変更し、カバー曲として2ndクリスマスアルバム『Home for Christmas』に収録、シングルリリース。このクリスマス・アルバム『Home for Christmas』は、ビルボードチャートで1位を獲得する等記録的人気となり、この曲が全米で広く知られるに至りました。


以後この曲は、米人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』シーズン1優勝者ケリー・クラークソン(Kelly Clarkson、アルバム『American Idol: The Great Holiday Classics 』に収録)等多くのアーティストにカバーされ、最近では、今年米メディアンでカントリー歌手のロドニー・キャリントン(Rodney Carrington)がリリースしたクリスマス・アルバム『Make It Christmas』でもこの曲のカバーが収録されており、幅広いジャンルのアーティストにカバーされ、クリスマスのスタンダードソングとして世界中の人々から愛されているようです。

エイミー・グラントがカバー曲をリリースする際に加えた変更箇所は、オリジナルの”What is this illusion called / The innocence of youth / Maybe only in their blind belief / Can we ever find the truth”(この幻想をなんと呼んだらいいの、その若き汚れなさを。もしかしたら盲目の信仰だけがその真実を見つけることができるの?)の部分。この部分を”As children we believed / The grandest sight to see / Was something lovely / Wrapped beneath our tree”、”Well heaven surely knows / That packages and bows / Can never heal / A hurting human soul”(子供のとき私たちは最も偉大な光景がツリーの下に可愛らしく包まれているものであると信じていたわね。でも神様は知っているわ、その小包みとリボンは決して傷ついた人間の心を癒すものではないということを)に変更しています。クリスマスプレゼントに結び付けたメタファーを用いながらこの曲のメッセージ性を明確にしながらも、その願い事の淵源にある本質に迫っているという点で、全く不自然なくむしろよりこの曲の魅力を引き出した変更だったといえそうです。

ケリー・クラークソン(Kelly Clarkson)のバージョンでは、この両方の部分が盛り込まれた内容のものになっているようで、ケリー・クラークソンのハスキーながらシャープなキレと重厚感を両立させる力強い歌唱力でしっとりときかせる「Grown-Up Christmas List」もとても美しい曲に仕上がっておりとても心に響きます。

エイミー・グラントの透明感あり情愛深く人間愛あふれる「Grown-Up Christmas List」も、ケリー・クラークソンの見事な歌唱力できかせる「Grown-Up Christmas List」も、それぞれ違った魅力があり、何度聴いても思わず温かく優しい気持ちになってしまいます。

ちなみにケリー・クラークソンの動画を探しているときに、YouTube上でこの曲が様々な人からカバーされていることが判明。せっかくなので、特にすごいよかったと個人的に思ったYouTubeシンガーをリンクします!!

この動画はカナダ出身のYouTubeティーン・シンガー「lauramary92」、Lauraさんの動画。
すんごいうまいですね・・・。海外のティーンって普通にこんなに上手いんですか?!透き通った歌声でとても美しいですね!
すごく手作り感あふれる動画ですが、コンデンサマイクという本気な機材も。
まだあまりアクセス数はないようですが、とても将来性のある逸材といえそうですね!

【YouTube公式チャンネル】lauramary92

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