ACMアワード2018、ジェイソン・アルディーン最高賞、ミランダ・ランバート&クリス・ステープルトン最多2冠


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キャリー・アンダーウッド、アクシデント後初のライブ・パフォーマンスを披露

現地時間4月15日、米カントリー音楽最大のアワードの一つとなる「第53回ACMアワード」(53rd Academy of Country Music Awards)授与式が米ネバダ州ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナにて開催。最高賞となる「エンターテイナー賞」(Entertainer of the Year)には、最多5部門でノミネートされていたクリス・ステープルトン(Chris Stapleton)を抑えて、ジェイソン・アルディーン(Jason Aldean)が3年連続の受賞に輝きました。

※ACMアワード2018パフォーマンス映像など、公開され次第同記事にて順次掲載予定です。※米国内ではCBSにて配信。

昨年10月1日に米ラスベガス・ストリップで開催されたカントリー音楽野外フェスティバル「Route 91 Harvest Festival」では、ジェイソン・アルディーンのライブ中にラスベガス銃乱射事件が発生。58人の死者、負傷者は850人を超え、近年のアメリカ史で最悪の乱射事件となりました。今回のACMアワードで最高賞を受賞し、ステージで感謝を述べたジェイソン・アルディーンはその犠牲者及び家族らに宛て、「Route 91 Harvestの皆さんへ、あなたたちはこれからもずっと私の心にあります」、「ラスベガスよ、力強く。ありがとう」。

「男性ヴォーカル賞」(Male Vocalist of the Year)には、ジェイソン・アルディーン、キース・アーバン(Keith Urban)、トーマス・レット(Thomas Rhett)らを抑えて、クリス・ステープルトンが受賞。その2017年アルバム『From A Room: Volume 1 』では「アルバム賞」(Album of the Year)を獲得し、最多タイ2冠を達成。この日40歳の誕生日だったクリス・ステープルトンは、双子を妊娠した妻(Morgane)の出産に立ち会うため欠席。同授賞の際には、司会のリーバ・マッキンタイア(Reba McEntire)が「今さっき、ちびっ子たちがちょっぴり早く生まれたって!」、おめでた尽くしとなりました。

一方、「Tin Man」で「ソング賞」(Song of the Year)に輝いたミランダ・ランバート(Miranda Lambert)は、これにより通算30の賞を獲得し、ACMアワード史上最多の賞を受賞。その後、「女性ヴォーカル賞」(Female Vocalist of the Year)を見事受賞し、9年連続での受賞。同賞の史上最多連続記録を更新しました。

その他の受賞

「新人女性ヴォーカル賞」(New Female Vocalist of the Year)には昨年6年ぶりにアルバム『Road Less Traveled』をリリース、ケーン・ブラウン(Kane Brown)とコラボした「What Ifs」で全米ビルボード・カントリーソング第1位を獲得したローレン・アライナ(Lauren Alaina)。昨年「Every Little Thing」でカントリー・シーンを席巻した最有力候補の一人、カーリー・ピアース(Carly Pearce)を抑えます。

一方「新人男性ヴォーカル賞」(New Male Vocalist of the Year)には、「When It Rains It Pours」のルーク・コムズ(Luke Combs)、ケーン・ブラウンら強豪のなか、甘いラブソング「In Case You Didn’t Know」で女性らのハートを射止めたブレット・ヤング(Brett Young)が受賞。「ヴォーカル・デュオ賞」(Vocal Duo of the Year)には、「It Ain’t My Fault」でビデオ賞(Video of the Year)受賞のブラザーズ・オズボーン(Brothers Osborne)、「ヴォーカル・グループ賞」(Vocal Group of the Year)にはオールド・ドミニオン(Old Dominion)。

「Drinkin’ Problem」でグラミー賞ノミネートされたミッドランド(Midland)が「新人ヴォーカル・デュオ/グループ賞」(New Vocal Duo or Group of the Year)に輝きます。

「シングル・レコード賞」(Single Record of the Year)には、世界的ヒットとなったサム・ハント(Sam Hunt)の「Body Like a Back Road」。またキース・アーバンとキャリー・アンダーウッドがそのコラボ・ヒット曲「The Fighter」で「Vocal Event of the Year」を受賞しました。

トリビュート×音楽

例年華やかなショーでキックオフするところ、今年のACMアワード冒頭では、ジェイソン・アルディーン、ミランダ・ランバート、ルーク・ブライアン(Luke Bryan)、マレン・モリス(Maren Morris)、トーマス・レットが登場し、ラスベガス銃乱射事件犠牲者らに追悼。「今夜、10月1日から初めてラスベガスに戻ってきたことが、我々カントリー・ミュージックのファミリーにとって何たるかを集約するもので、幕を開けたい」とジェイソン・アルディーン。「歌で始めることも考えたが、それ以上にずっと大きなもの」、「今夜登場する全ての歌、それらは我々を立ち上がらせ、時に大切な人を引き寄せたいと思わせ、時にこの瞬間を生きたいと思わせるものだ。我々から奪えるものはない」、その音楽の持つ力を訴えます。

ルーク・ブライアンは「音楽は、人生で本当に大切なものを私たちに思い出させてくれるものだ」。続いてマレン・モリスは「音楽は痛みを忘れさせるよりも、ずっと大きなものを与えてくれます。それは私たちを奮い立たせ、心に平穏をもたらし、私たちをより強くさせてくれます」。最後にジェイソン・アルディーンは「我々は今夜、その音楽を祝福しよう」、「アメリカ、これがあなたのACMアワードだ」。

20超のパフォーマンス

ラスベガス銃乱射事件へのトリビュート、音楽のセレブレーションとなった同授与式のライブ・パフォーマンスでは、「The Middle」でジャンルを超えた歌声でも魅せたマレン・モリスが最新曲「Rich」を披露した他、全米ビルボード「Hot 100」第2位の自身最高のヒットを続けるビービー・レクサ(Bebe Rexha)フロリダ・ジョージア・ライン(Florida Georgia Line)がその「Meant to Be」で会場を沸かせると、ブレット・ヤングが「In Case You Didn’t Know」を披露。レディ・アンテベラム(Lady Antebellum)が「Heart Break」を響かせる一方、女性たちの姿を映すスライドショーをバックにダークス・ベントレー(Dierks Bentley)が妻からインスパイアされたという「Woman, Amen」を捧げます。

恋人グウェン・ステファニー(Gwen Stefani)が観客席で口ずさむなか、ブレイク・シェルトン(Blake Shelton)が「I Lived It」。ケーン・ブラウンとローレン・アライナが「What Ifs」でアツいラブ・ロマンスを漂わせる一方、ケルシー・バレリーニ(Kelsea Ballerini)が「I Hate Love Songs」。ジェイソン・アルディーンは「You Make It Easy」、ミランダ・ランバートは「Keeper of the Flame」。リトル・ビッグ・タウンは今月リリースのエルトン・ジョン(Elton John)へのトリビュート・カントリー版アルバム『Restoration: The Songs of Elton John and Bernie Taupin』より「Rocket Man」。

昨年11月にナッシュビルの自宅外階段で転倒し手首を骨折、顔に40から50針を縫う重症を負ったキャリー・アンダーウッド(Carrie Underwood)は、最新曲「Cry Pretty」。アクシデント後初めての力強いライブ・パフォーマンスで会場をスタンディングオベーションに包みます。


その後ダン+シェイ(Dan + Shay)が「Tequila」、ダリアス・ラッカー(Darius Rucker)は「For the First Time」、トーマス・レットは「Marry Me」を披露した他、ルーク・ブライアンが「Most People Are Good」、ローレン・アライナが「Doin’ Fine」。そしてリーバ・マッキンタイアが1993年ヒット曲「Does He Love You」を当時のACMアワードで魅せたゴージャスな赤いドレスを着て披露(ET)。ブランドン・ブラックストック(Brandon Blackstock)を共に愛するケリー・クラークソン(Kelly Clarkson)と息の合ったデュエットをみせると、クリス・ジャンソン(Chris Janson)が「Redneck Life」で締めくくりました。

なお、パフォーマンス動画は公開され次第、同記事にて掲載予定。受賞者リストは以下の通りです。

エンターテイナー賞
Entertainer of the Year

ジェイソン・アルディーン/Jason Aldean
Garth Brooks
Luke Bryan
Chris Stapleton
Keith Urban

女性ヴォーカリスト賞
Female Vocalist of the Year

ミランダ・ランバート/Miranda Lambert(WINNER)
Reba McEntire
Maren Morris
Carrie Underwood

男性ヴォーカリスト賞
Male Vocalist of the Year

Jason Aldean
Thomas Rhett
クリス・ステープルトン/Chris Stapleton(WINNER)
Keith Urban
Chris Young

ヴォーカル・ドュオ賞
Vocal Duo of the Year

Brothers Osborne(WINNER)
Dan + Shay
Florida Georgia Line
LoCash
Tim McGraw and Faith Hill

ヴォーカル・グループ賞
Vocal Group of the Year

Lady Antebellum
Lanco
Little Big Town
Midland
Old Dominion(WINNER)

新人男性ヴォーカリスト賞
New Male Vocalist of the Year

Kane Brown
Luke Combs
Devin Dawson
Russell Dickerson
ブレット・ヤング/Brett Young(WINNER)

新人女性ヴォーカリスト賞
New Female Vocalist of the Year

ローレン・アライナ/Lauren Alaina(WINNER)
Danielle Bradbery
Carly Pearce
RaeLynn

新人ヴォーカル・デュオ/グループ賞
New Vocal Duo or Group of the Year

High Valley
Lanco
LoCash
Midland(WINNER)

ソングライター賞
Songwriter of the Year

Rhett Akins(WINNER)
Ashley Gorley
Hillary Lindsey
Shane McAnally
Josh Osborne

アルバム賞
Album of the Year

『The Breaker』Little Big Town
『California Sunrise』Jon Pardi
『From a Room: Volume 1』Chris Stapleton(WINNER)
『Happy Endings』Old Dominion
『Life Changes』Thomas Rhett

シングル・レコード賞
Single Record of the Year

「Better Man」Little Big Town
「Body Like a Back Road」Sam Hunt(WINNER)
「Broken Halos」Chris Stapleton
「Drinkin’ Problem」Midland
「I’ll Name the Dogs」Blake Shelton

ソング賞
Song of the Year

「Body Like a Back Road」Sam Hunt (songwriters: Zach Crowell, Sam Hunt, Shane McAnally, Josh Osborne)
「Female」Keith Urban (songwriters: Ross Copperman, Nicolle Galyon, Shane McAnally)
「Tin Man」Miranda Lambert (songwriters: Jack Ingram, Miranda Lambert, Jon Randall)(WINNER)
「Whiskey and You」Chris Stapleton (songwriters: Lee Thomas Miller, Chris Stapleton)

ビデオ賞
Video of the Year

「Black」Dierks Bentley
「It Ain’t My Fault」Brothers Osborne(WINNER)
「Legends」Kelsea Ballerini
「Marry Me」Thomas Rhett
「We Should Be Friends」Miranda Lambert

ヴォーカル・イベント賞
Vocal Event of the Year

「Craving You」Thomas Rhett featuring Maren Morris
「Dear Hate」Maren Morris featuring Vince Gill
「Funny (How Time Slips Away)」Glen Campbell and Willie Nelson
「The Fighter」Keith Urban featuring Carrie Underwood(WINNER)
「What Ifs」Kane Brown featuring Lauren Alaina

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