アブないサビに共感度1000%、キュートで切ないヘイ・ヴァイオレット最新曲「Hoodie」


1600 900 VOICE Editor
まもなく開催、サマーソニック2017出演決定

「切なくって、でも本当にこうなってしまう」、「この曲を聴くと別れた恋人が恋しくなるよ、誰とも付き合ったこと無いんだけどね」、「これはスゴイわ😭❤」、「サビがもう爆弾(bomb)!!」、「OMG この曲が頭から離れないよ」、「とても切なくって、深く、感動的。この曲を書いた時の気持ちを感じるわ」。

先週(現地時間6月20日)米LA発・現在5人組となったポップ・ロックバンド、ヘイ・ヴァイオレット(Hey Violet)最新シングル曲「Hoodie」ダウンロード版)のリリック・ビデオが公開。失恋の傷心を赤裸々に、悲しみに温もりを纏い、力強く弾けていくキャッチーなバラード曲には、世界中からその共感と感動の声が次々に寄せられます。

傷ついたままの心を埋めたのは、クローゼットにあった、たった一つのもの。
Hoodie
Written by Julian Bunetta, Jason Evigan, Ross Golan, Jacob Kasher, Ammar Malik, Daniel Omelio
日本語訳歌詞

(バース1)
私が精神異常者だってあなたはきっと思うはず
(知ってたらねー)
私がまだクローゼットにとってあるもの
(悲しいけど、ホントのことー)
肩にすっと滑らせる、
決して克服することができないものを
それでちょっとだけあなたに近づく気がする

(プリ・コーラス)
あなたの愛を引き止めることはできない
あなたのキスをとっておくこともできない
あなたに全てを尽して、私に残ったものはこれだけ

(コーラス)
私まだ着てるよ、あなたのパーカー
そしてその紐を噛んでる
そうするとあなたのことを思い出す
だから寝る時はそれを着てるよ

ジッパーは壊れたまま
タバコの焼け跡もそのままにしてる
Baby、それで余計傷ついても
でも着てるよ、あなたの…

(バース2)
私はよくあなたのポケットに手をつっこんでたね
(しっかりとつかまってー)
あなたのタバコの臭いがまだついてる
(でもあなたは戻ってこないー)
肩にすっと滑らせる、
あなたは私にとって決して忘れることができない存在
ちょっとだけそれであなたに近づく気がする

(プリ・コーラス)
あなたの愛を引き止めることはできない
あなたのキスをとっておくこともできない
あなたに全てを尽して、私に残ったものはこれだけ

(コーラス)
私まだ着てるよ、あなたのパーカー
そしてその紐を噛んでる
そうするとあなたのことを思い出す
だから寝る時はそれを着てるよ

ジッパーは壊れたまま
タバコの焼け跡もそのままにしてる
Baby、それで余計傷ついても
私まだ着てるよ、あなたのパーカー

そしてその紐を噛んでる
そうするとあなたのことを思い出す
だから寝る時はそれを着てるよ

ジッパーは壊れたまま
タバコの焼け跡もそのままにして
まだあなたのパーカー着てるよ
Baby、それで余計傷ついても
でも着てるよ、あなたの…

(ブリッジ)
もし返して欲しかったら
もし返して欲しかったら
私ここで待ってるよ

取り返しに来てよ
取り返しに来てよ

もし返して欲しかったら
もし返して欲しかったら
私ここで待ってるよ

取り返しに来てよ
取り返しに来てよ

(コーラス)
私まだ着てるよ、あなたのパーカー
そしてその紐を噛んでる
そうするとあなたのことを思い出す
だから寝る時はそれを着てるよ

ジッパーは壊れたまま
タバコの焼け跡もそのままにして
あなたのパーカー、私まだ着てるよ
Baby、それで余計傷ついても

私まだ着てるよ、あなたのパーカー
そしてその紐を噛んでる
そうするとあなたのことを思い出す
だから寝る時はそれを着てるよ

ジッパーは壊れたまま
タバコの焼け跡もそのままにしてる
私まだ着てるよ、あなたのパーカー
Baby、それで余計傷ついても

私まだ着てるよ、あなたのパーカー
そしてその紐を噛んでる
そうするとあなたのことを思い出す
だから寝る時はそれを着てるんだ

ジッパーは壊れたまま
タバコの焼け跡もそのままにしてる
私まだ着てるよ、あなたのパーカー

Baby、それで余計傷ついても
私まだ着てるよ、
あなたのパーカー…

ありのままの心から生まれたものなの」と英ロック誌UPSET Magazineに語るのは、新しくフロントウーマンとなったリナ・ラヴリス(Rena Lovelis)。ハード・ロック時代、ポップ・パンク時代の面影を僅かに残しながらも、淡い桜色のミディアムに、トレンドのブルーのアイシャドーと真紅のリップが、モダンな個性的ファッションとさり気なく調和するキュートな19歳。「このアルバムの多くの曲が、若さゆえ、私のまわりで生まれた数々の経験によるものだわ」と明かします。

ワン・ダイレクション(One Direction、1D)の主要なソングライター/ブロデューサーで、ナイル・ホーラン(Niall Horan)世界的ヒット曲「Slow Hands」を生み出した米ジュリアン・ブネッタ(Julian Bunetta)が手がける通算2枚目となるアルバム『From the Outside』が今月16日にリリース。その最新3rdシングル曲「Hoodie」では、失恋の中、忘れるよりも傷つくことで癒していく女子のパラドックスな傷心を、心に突き刺さる写実的リリックで浮かび上がらせていきます。

“サイコ”の自認が一層その女子の傷心を深めるなか、ジッパーはあの頃の壊れたままに、温もりを思い出すように纏うパーカー。「Baby、それで傷つくとわかっていても/今もあなたのパーカー着てるよ/もし返してほしかったら/もし返してほしかったら/私ここで待ってるよ」。

傷つきやすい繊細な心情(vulnerability)を綴る一方、それを受け入れ、真正面からぶつかっていくサウンド。アヴリル・ラヴィーン(Avril Lavigne)のポップ・パンクでエッジの効いたアグレッシブな歌声と、(バンド名が懐かしい)キャサディー・ポープ(Cassadee Pope)のシャープながらも心に透過していく歌声が絡み合うリナの歌声が、次第にその強さを増していくと、実直なリリックとともにリスナーの心を突き動かし始めます。「I Am Still Rocking Your Hoodie Baby!!!Even tho it hurts!!😲😭😭」。

愛と、悲しみと、12の青春ドラマ

ヘイ・ヴァイオレットのバンド名では初めてとなる(事実上の)デビュー・アルバム『From the Outside』より2ndシングル曲「Break My Heart」

ヘイ・ヴァイオレットとしては異色な「Hoodie」は、最新アルバム『From the Outside』の4曲目に収録。ポップ・パンクからシンセ・ホップへ大きく舵を切る「実験的」な楽曲となる1stトラック「Break My Heart」では、新しいサウンドの失恋ソングながら、ヘイ・ヴァイオレットらしい攻撃的、直感的なリリックで、リスナーをガールズ青春ドラマの舞台へと惹き込んでいきます。

一度も愛したことはなかったって言ってよ/本気じゃなかったって/他の子を見つけたって、そう言ってよ/どんな気持ちか知りたいわ(break my heart)/私を一度も愛したことはなかったって言ってよ/ウソだったって/その痛みを感じたいわ/…」「私の心を傷つけてよ/私をフッてよ/私を打ち砕いてよ

そして”ガールズ・パワー”流れる2曲目「Brand New Moves」では、ポップ、ロック、R&Bサウンドが流れ込む”真新しい”サウンドで、かつての恋を再び点火させるなか、「最後にキスした時から、いろんなこと覚えたんだよ/最後にダンスした時から、全く新しい動きを覚えたんだよ/あなたで試したいわ/…/私を悪く扱ってくれても、全然いいんだよ」と男性をリードし誘惑。

一方、同アルバムのリード・シングル曲で、メラニー・マルティネス(Melanie Martinez)アルバム『Cry Baby』のダークで実直なサウンドを彷彿とさせる3曲目「Guys My Age」では、「別れてから元カレ見てないわ/きっと成長したくなかったからだろうね/私は外に出て、胸元開いた服とか着て/成熟した男性の目を引こうとしているとこだわ」、「同世代の男は私の扱い方なんて知りもしない/わかってないわ」と、同世代の元カレの未熟さをリフレイン。

そして迎える4曲目「Hoodie」。「私をフッてよ」と強気で言ったはずの、そして別れてからディスりにディスったはずの、あの恋人がリスナーの脳裏を確実に過るなか、そのパーカーを着て歌う「Hoodie」。一見した矛盾がその深い共感を呼ぶなか、12の物語が詰まったアルバム『From the Outside』について、発足以来のコア・メンバー、ニア・ラヴリス(Nia Lovelis)は、次のように語ります。

From the Outside

「私たちは釣り合いの取れた物語にしたかったの、これらの全く異なった全てのラブ・ストーリーが、異なった視点から描かれたものであると気づくの。だから私たちは”From the Outside”(外側から)というタイトルにしたの。私たちはみんなに一歩下がって、こうした全ての異なった様々な愛の見方があり、異なった様々な愛の経験の仕方があるということを知ってもらいたかったの」。

そしてリナは「それを知ることによって、人生の異なった視点と、今までとは違う人生を考える見方が生まれてくるわ」とその想いを込めます。そのメッセージは、プリティー・レックレス(Pretty Reckless)からパラモア(Paramore)へと形容される彼らのバンドの”hard times”な変遷を呼び起こすように。

2008年に結成した4人組ガールズ・ハード・ロックバンドCherri Bomb(チェリー・ボム)は、2013年1月、バンドの方向性の見解相違により、バンド設立者でフロントウーマンだったジュリア・ピアース(Julia Pierce)が脱退。よりポップな音楽を目指すなか、妹リナ・ラヴリス(Rena Lovelis/ヴォーカル)、姉ニア・ラヴリス(Nia Lovelis/ドラム)、そしてニアが12歳の時から知るミランダ・ミラー(Miranda Miller/キーボード)の3人を引き続きコア・メンバーに、2013年3月、男性ギタリストのケイシー・モレータ(Casey Moreta)が参加。

「I Can Feel It 」

フー・ファイターズ(Foo Fighters)のオープニング・アクトも務めたハード・ロックバンドは、2015年2月、バンド名を”ヘイ・ヴァイオレット”に変更し、その後2015年6月、「全く異なるバンド」としてファイヴ・セカンズ・オブ・サマー(5 Seconds of Summer)のレーベル「Hi or Hey Records」より1stEP『Can Feel It』をリリース。5SOSツアーのオープニング・アクトを務めるなか、2016年9月、イアン・シップ(Iain Shipp/ベース)を迎え、現在の男女5人組グループに。

got 3 exclusive tracks for you inside the 'from the outside' @target exclusive album

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誰かが望むものでも、音楽批評家が期待するものでもなく、「自分たちにとって心から正直である音楽を作りたい」。ハード・ロックから、ポップ・ロックへ、そしてポップ・パンクからシンセ・ホップへ。ジャンルを越えて新たなサウンドを長年模索するなか、辿り着いたアルバム『From the Outside』。バンド名変更後初めてのアルバムの完成を迎え、リアは「どうにか私たちにとって心地よい場所へ辿り着いたわ、でも同時にまだ心地よくなくもあるんだけどね(笑)」、そしてミランダは「今までで最も自分たちらしい音楽になったわ」、そして成長とともにこれからも変化に挑戦し続ける決意を言葉にします。「自分自身にとって正直であること、それが最も大切なこと」とリナ。

Outsider

その収録曲のほぼ全ての曲がラブ・ストーリーとなるなか、1曲だけ”変わった”曲となる「O.D.D.」では、リナ自身が発症していた反抗挑戦性障害(Oppositional Defiant Disorder、児童期にみられる精神障害で、怒り・過剰な感情に基づく持続的な反抗、挑戦的行動パターンを起こす)を綴る曲に。

私はちょっとしたO.D.D/多くの人は私のことを理解できない/私はクラスの後ろに座る/無表情で見つめ、気にもしなければ、声もかけない/私はちょっとしたO.D.D/みんなが私を見る目を知っている/そして聞こえる、みんなが私のことをからかうのを/”アイツすぐにでも切れるぜ”と

「この曲は、変人であること(being weird)について書いた曲だわ。人と違うけれど、それでもいいんだよ、と謳う曲。だってそれが人間らしくするんだから。たとえあなたがはみだし者(outsider)のように感じても、あなたがこの世界から断ち切られているわけじゃないわ」とリナ。

そんなリナを守り続けてきた1歳年上の姉ニアは「もし自分をはみだし者(outsider)のように感じていたら、居場所はきっとどこかにある。私たちはショーで自ら作る音楽とともに、小さな家を作ろうとしているの、お互いのためにも。それが私たちの楽曲で物語を語る理由だわ。全く一人きりで、何かと闘っているように感じているかもしれない、そしてその気持ちをわかる人は一人もいないと感じるかもしれない。たとえあなたがそのように感じても、それが真実であることを意味するわけではないわ。私たちはそういう人々のために、そして自分たちのためにも、拠り所となる場所を創ろうとしているの」。

(記事)“Hey Violet: Brand new moves” on UPSET
(記事)“Hey Violet release relatable new track, “O.D.D.”” on Alternative Press
(記事)“Hey Violet: When Going Pop Goes Right” on Stereogum


サマソニ2017出演決定、東京8/19(土)、大阪8/20(日)

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