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デルタ、自身のターニングポイントを語る!


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signs健康や家族関係、ライフスタイル等をテーマとしたオーストラリアの雑誌「SIGNS OF THE TIMES」(Australia /NZ edition)の8月号(2009)の表紙デルタ・グッドレムDelta Goodrem)が登場!またデルタ・グッドレムのインタビューも掲載されているとのことです。その内容が豪「SIGNS OF THE TIMES」公式ホームページにて公開されておりましたので、ご紹介いたします。

【写真・記事】Delta Goodrem “Believes Again”

その中で特に興味深かったデルタの発言(と記事の一部)を簡単に意訳してみましたのでご参考程度に。

デルタが語る人生で大切なこととは
「最も大切なことは、自分のしていることを愛することだと思うの」「私は何よりも曲を書いて、人々のために歌を歌い、ショーを行うことが大好きだわ。だからクリエイティブであり続ける限り、素晴らしい人生だわ」
「それから広い視野で物事を考えていくことが大切ね。世の中にはもっと学ぶことがたくさんあるわけだし。そうすればきっと成長し続けることができるわ。私は絶え間なく自分のハードルをあげながら自分のために、そして私のファンのためにも成長しようと努力しているわ。だけどそれと同時に自分を支えてくれる人の存在がとても大切だわ、親友や家族も含めてね。」

デルタのターニングポイントとは…
「(ARIAで)ナンバー1アルバムとナンバー1シングルをとった同時期にガンを患ったことは常軌を逸していたわ」「あの時はとても強烈で、まさに人生が変わった経験をしたときだわ。物事をシンプルに捉えること、そして音楽を人々と共有し人々の手助けできる一人の女性として--一人の女の子としてというよりはね--戻ってくることが大切だったわ。」そして彼女はメディアの注目から避けようと海外に移住して彼女の音楽キャリアから離れることになる。

「それがまさに私のターニングポイントだわ」と、デルタ・グッドレム。「今まで私がしてきたことよりももっといいことをすることができるってわかったわ。その時期は、私にとって音楽から離れて家族と一緒に過ごして普通の女の子に戻ることが大切だったの。今は違うわ、成長してもっと自立していると感じているという意味でね。」
こうした時期を経て、彼女は再び曲を書き、音楽活動を行う熱意を取り戻し復帰することになった。

デルタにとって音楽とは?
「ストーリーが伝えようとする力はとても力強いわ」「私にとって、声と音は感情の窓。歌っているとき得られるフィーリング、歌の中でストーリーが語っているもの、そしてそれを聴く人々の反応はとても意味のあることなの」
「私は若くして曲を書き始めたでしょ。内面を音楽と歌詞を通じて表現するのが大好きで、作曲や人々の反応は私を音楽や曲作りに専念することに決心させてくれたの。曲を書いて、歌って、演奏することは私の人生そのものだわ」

しかし(3rdアルバム「デルタ」を制作する)始めは、新しい音楽を制作することに戸惑いもあったようだ。世界で著名な作曲家やプロデューサーと制作していたにもかかわらず、デルタ・グッドレムは彼女の歌声を再発見することに苦労したようだ。
「それを打開してくれたのが、アルバムのオープニング・ソング”Believe Again”だったわ」とデルタ・グッドレム。
「それまでは、新しいアルバムの方向性についてちょっと先が見えない感じだったわ。この歌はいろんな意味で物事を変えてくれたわ」

(また、制作中の現場の雰囲気についてデルタは、)「特に今回はみんなよく手助けしてくれたこともあって、今回のアルバム制作はとてもリラックスしたムードで進めることができたわ。」「制作を通じてお互いよく理解しあうことができて、全体を通じて自分の考え、思いを正確に話すことができたの」「…スタジオでは誰と制作していても自分の立場を貫くことは恐れないわ。だって全ての曲は私から生まれたもので私の種でしょ。その植物も私から、私のハートから育たなきゃ。それがまさに私の最も正直な表現をする時だわ」

出来上がったアルバムはタイトル「デルタ」が示すようにデルタ個人の私的な印象を与えるが、必ずしもそうではないようだ。「歌に込められた多くの言葉はとても深い意味があるけど、必ずしも私の人生を意味しているわけではないわ」「私の個人的な経験とは全く関係のない歌もあるわ。でもそれでもそれらの歌は正直で情感があり、とても素晴らしいストーリーを語っているの」「多くの人々は私の歌詞を読んで、そこから私を理解しようとしている人がいるけれども、でも皆が思っているようにいつもそうであるとは言えないわ」

デルタの健康のレシピ
「(ガンを患ったとき)私は18歳だったわ。18歳は人生の中でとても感受性の強い時期で、今でも今ある私の土台になっているわ」「第1に、私の最優先事項は自分の身体に耳を傾けることね。仕事や家庭の事情で自分の健康を無視することは簡単なことだけれども、でも結局健康が最優先事項だわ。自分の身体が自分に伝えようとしていることに耳を傾ける必要があるって強く感じたわ」

そして彼女の健康のレシピはこうだ。「健康的なライフスタイルで生活して、たくさん水を飲んで運動して、心と身体と魂に栄養を与えてあげること。一人の人間として自分を幸せにできることを見つけて、それからたくさんの睡眠をとることね。そうすればあなたの身体は元気になるわ」

最後に
彼女の人生で担う多くの役割の中でも「健康的な生活スタイルを推奨して、世界にポジティブなメッセージを送ることは特別に大切なことだわ」と、デルタ・グッドレム。そして彼女の音楽活動はその不可欠なものだ。「私は音楽キャリアの中で短期的にそして長期的な目標を持っているわ」「一歩一歩歩んで、努力して、その中で自分を規律していくわ。物事は自分の思い通りにはいかないこともあるけど、でもこの仕事ではそれがエキサイティングなところね」

インタビュー記事をざっと読んでみて、何よりも人生を大きな視点から眺めて努力し続けようとしているデルタの姿勢がとても印象的でした。このインタビューのみならず、他のインタビューでもデルタの言葉には、24歳とは思えない深いものを感じますが、それもデルタ・グッドレムの大きな魅力の一つですね。

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