2011年大注目!話題の最新クリスマス・アルバムTOP 5+1


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トナカイの鈴の音も近づき、今年の注目クリスマス・アルバムが続々リリース、そのミュージック・ビデオも公開も次々に公開され、米ビルボード・チャートもヒートアップしています!

マライア・キャリー(Mariah Carey)の定番クリスマス・ソング「All I Want for Christmas Is You」のマライア・キャリーとのデュエットが収録される他、アッシャー(Usher)、バンド・ペリー(The Band Perry)、ボーイズIIメン(Boyz II Men)等豪華すぎるアーティストとのコラボ曲が収録されているジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)自身初となるクリスマス・アルバム『Under the Mistletoe』(国内盤『アンダー・ザ・ミスルトウ』)は米ビルボード総合アルバムランキング「Billboard 200」初登場第1位を記録、先陣を切るビーバー・フィーバーが冷え込む冬に熱狂の旋風を巻き起こします。

しかし今年のクリスマス最大の注目作はそれにとどまることがありません。

カナダのもう一人の世界的スーパースター、マイケル・ブーブレ(Michael Buble)が満を持して放つ自身初となるフル・クリスマス・アルバム『Christmas』(国内盤『クリスマス』)「Billboard 200」で初登場第3位を記録、ランクを下げているジャスティン・ビーバーとは対照的にじりじりとランクを上げ、現在(2011年12月3日付)ジャスティン・ビーバーを追い抜いて、「Billboard 200」で第2位まで浮上(※2011.12.5追記、第1位を記録!)、そしてクリスマス・アルバム部門「Holiday Albums」で第1位を記録しています。

(※2011.12.5追記)マイケル・ブーブレ『Christmas』が米ビルボード「Billboard 200」で強豪のニューアルバム、ニッケルバック(Nickelback)『Here And Now』、リアーナ(Rihanna)『Talk That Talk』を抑え、その激戦週で第1位を記録!(※2011年12月10日付)

そしてその後を追うのが、今全米で話題の米FOXが贈る青春ミュージカル・痛快コメディードラマ『Glee/グリー 踊る合唱部!?』の昨年に続く第2弾となるクリスマス・アルバム『Glee: The Music, The Christmas Album Volume 2』です。今回のアルバムでは、それぞれの曲に異なるキャストがフィーチャーされている構成のためシグネチャー・ヒロインレイチェル・ベリー役のリア・ミシェル(Lea Michele)は影を薄めていますがその人気は衰えることはありません。

米ビルボードは今月英文記事「10 Hot Holiday Albums, 2011」で今年リリースされた注目のクリスマス・アルバムトップ10を発表、中でも今米ビルボード・チャートで話題となっているのが以下の5つのクリスマス・アルバムです(※掲載順位は「Billboard 200」での2011年12月3日付現在までの最高位によります)。

第5位 シー&ヒム『A Very She and Him Christmas』
“A Very She and Him Christmas” by She & Him


映画やドラマで折り紙つきの歌唱力を誇るハリウッド女優が郷愁溢れるノスタルジックなワンダーランドへと誘います。

映画『(500)日のサマー』(原題:500 Days of Summer)で私の忘れていたはずのかつての古傷ど真ん中にボディブローを入れてくれた、で知られる米人気女優で歌手のズーイー・デシャネル(Zooey Deschanel)と米シンガーソングライターのM・ウォード(M. Ward)による米人気インディー・ロック・デュオ、シー&ヒム(She & Him)の3rdアルバムで彼らの初となるクリスマス・アルバム『A Very She & Him Christmas』(国内盤『彼女と彼のクリスマス』)は、「Billboard 200」で第12位「Holiday Albums」で第2位を記録しました。

今月、2年共に寄り添った米ロックバンドデス・キャブ・フォー・キューティー(Death Cab for Cutie)のヴォーカリストで夫のベン・ギバード(Ben Gibbard)と離婚となってしまったズーイー・デシャネル、しかしその温かく深遠で魅力的な歌声は多くの人を虜にすることは間違いありません。

第4位 ジャッキー・エヴァンコ『Heavenly Christmas』
“Heavenly Christmas” by Jackie Evancho

その11歳の美しすぎる天使の歌声はまさに天国からの贈り物といえるかもしれません。

米人気オーディション番組『アメリカンズ・ゴット・タレント』(America’s Got Talent)シーズン5準優勝者でクラシック歌手ジャッキー・エヴァンコ(Jackie Evancho)がクリスマスEP盤アルバム『O Holy Night』に続き、今年自身初のフル・レングスとなるクリスマス・アルバム『Heavenly Christmasウォルマート独占でリリースしました。

セントルークス管弦楽団(聖ルカ管弦楽団、Orchestra of St. Luke’s)、ニューヨーク聖セシリア合唱団(The St. Cecilia Chorus)そしてロブ・マウンジー(ROB MOUNSEY)を指揮者に迎えるこのアルバムでは、伝統的なクリスマス・キャロル「牧人ひつじを」(The First Noel)、「ああベツレヘムよ」(O Little Town of Bethlehem)をはじめ、クリスマス・スタンダード・ナンバー「I’ll Be Home for Christmas」(クリスマスを我が家で)、「White Christmas」(ホワイト・クリスマス)、そして82年のアニメーション映画『スノーマン』(原題:The Snowman)主題歌「Walking in the Air」、2004年フルCGアニメーション映画『ポーラー・エクスプレス』(原題:The Polar Express)主題歌「Believe」を収録。

ウォルマート独占リリースながら、米ビルボードクラシックアルバム部門「Classical Albums」で第1位を獲得、「Billboard 200」では第14位、「Holiday Albums」で第3位を記録し驚異的な人気を見せています。現在日本でもAmazon.co.jpにて取り扱いがあるようですが、現時点では入荷は未定のようです。

既にその人気は日本でも高く、前作のクリスマスEP盤アルバム『O Holy Night』が国内盤DVD付『オー・ホーリー・ナイト(DVD付)となって今月30日にリリースされます。

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第3位 グリー『Glee: The Music, The Christmas Album Volume 2』
“Glee: The Music, The Christmas Album Volume 2” by Glee Cast

昨年米ビルボードサントラ部門「Soundtracks」で初登場第1位、「Billboard 200」で第3位を記録するなど大ヒットとなった米FOXコメディードラマ『Glee/グリー 踊る合唱部!?』初のクリスマス・アルバム『Glee: The Music, The Christmas Album Volume 1』に続く第2弾クリスマスアルバム『Glee: The Music, The Christmas Album Volume 2ではそれぞれの曲に異なるキャストがフィーチャー。

最大の注目曲、マライア・キャリーの「All I Want for Christmas Is You」(恋人たちのクリスマス)をカバーするのはグリー随一のダイナミックな歌唱力を誇るアンバー・ライリー(Amber Riley)演じるメルセデス(Mercedes Jones)です。

またこのアルバムでは、『Glee/グリー 踊る合唱部!?』出演のための今年開催され放送されたオーディション番組『Glee プロジェクト 〜主役は君だ!』(The Glee Project) の4人のファイナリストも加わり、優勝者ダミアン・マクギンティー・Jr.(Damian McGinty)は「Blue Christmas」をソロで、優勝者サミュエル・ラーセン(Samuel Larsen)はフィン・ハドソンコリー・モンティス(Cory Monteith)、ノア・”パック”・パッカーマンマーク・サリング(Mark Salling)と共に「サンタが街にやってくる」(Santa Claus Is Coming to Town)を、準優勝者リンジー・ピアース(Lindsay Pearce)と準優勝者アレックス・ニューウェル(Alex Newell)は「Do You Hear What I Hear?」をカバーしています。

収録曲12曲中、「Extraordinary Merry Christmas」「Christmas Eve with You」の2曲がオリジナル・クリスマスとなっており、グリーのオリジナル・ソング「Loser Like Me」、「Get It Right」を手がけたアダム・アンダーズ(Adam Anders)が作詞作曲を手がけています。

今月11日にリリースされたばかりのこのクリスマス・アルバムは「Billboard 200」で初登場第6位を記録、「Holiday Albums」で初登場第3位を記録、さらにこれからチャートをあげていくか注目されるところですが、やはりカナダの2人のスーパースターの今年最大の話題作を追い抜くことは難しいかもしれません。

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第1位 マイケル・ブーブレ『Christmas』
“Christmas” by Michael Bublé

もし大人のクリスマス・ソングを探しているのならこの人以外に最高のクリスマスアルバムはないといえるかもしれません。

セクシーで甘い歌声で魅了するカナダのフランク・シナトラ、マイケル・ブーブレ(Michael Bublé)の通算5枚目となるスタジオ・アルバムでEP盤アルバム『Let It Snow』に続く自身2枚目となるクリスマス・アルバム『Christmas』(国内盤『クリスマス』)には、カナダのカントリー歌手シャナイア・トゥエイン(Shania Twain)とのデュエット曲「ホワイト・クリスマス」(White Christmas)、そしてマライヤ・キャリーの定番アップ・ビート・クリスマス・ナンバーをマイケル・ブーブレらしく甘くしっとりと歌い上げる「恋人たちのクリスマス」(All I Want for Christmas Is You)の注目曲を収録。

またラテンの人気歌姫タリア(Thalía)とのスペイン語定番クリスマスソング「Feliz Navidad」、40年代調英コーラス・トリオのザ・プッピーニ・シスターズ(The Puppini Sisters)とのデュエット曲「ジングル・ベル」(Jingle Bells)を収録するほか、クラシック・クリスマス・ソングの「サンタが街にやってくる」(Santa Claus Is Coming To Town)、「あなたに楽しいクリスマスを」(Have Yourself a Merry Little Christmas)、「クリスマスを我が家で」(I’ll Be Home for Christmas)、クリスマス・キャロル「きよしこの夜」(Silent Night)、「アヴェ・マリア」(Ave Maria)、そして現在米iTunesで最も話題となっている「It’s Beginning To Look A Lot Like Christmas」が収録されています。

デイヴィッド・フォスター(David Foster)とその長年の右腕的存在ウンベルト・ガティカ(Humberto Gatica)にボブ・ロック(Bob Rock)と豪華プロデューサーらを迎えた自身初となるフル・レングス・クリスマス・アルバム『クリスマス』は、現在「Billboard 200」で第2位(※2011.12.5追記、第1位を記録!)、そしてクリスマス・アルバム部門「Holiday Albums」で第1位を記録しています。この全ての大人に贈る心温まるクリスマス・アルバムは、きっと今年のクリスマスを特別なものにしてくれるに違いありません。

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第1位 ジャスティン・ビーバー『Under the Mistletoe』
“Under the Mistletoe” by Justin Bieber

アルバムタイトル『Under the Mistletoe』(「ヤドリギの下で」の意)がリリックに織り込まれ、クリスマスを代表する飾り、ヤドリギの下で一緒になった少女とキスをするというヨーロッパの伝統的な習慣をモチーフにした甘くロマンチックなバラード・ソング「Mistletoe」を収録したこのジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)自身初となるクリスマス・アルバム『Under the Mistletoe』は今年最大の話題作となりました。

2ndシングル曲「サンタが街にやってくる / Santa Claus Is Coming To Town」は、今月23日(水・祝)に日米同時公開されたクリスマス・ファンタジー3Dアニメ映画『アーサー・クリスマスの大冒険』(Arthur Christmas)の主題歌となっており、そのプロモーションの一環として同アニメ動画が公開された他、そのミュージック・ビデオが劇場独占プレミア公開されました。

また、同日ボーイズIIメン(Boyz II Men)とのコラボ・オリジナル・クリスマス・ソング「Fa La La」(ファ・ラ・ラ)のミュージック・ビデオも公開、最大の注目作マライア・キャリーの「All I Want for Christmas Is You」のマライア・キャリーとのデュエット曲のミュージック・ビデオも公開される予定です。

※(2011.12.1追記)マライア・キャリーとのデュエット曲「All I Want for Christmas Is You」(恋人たちのクリスマス)のミュージック・ビデオが公開。

マライア・キャリー、アッシャー、バンド・ペリー、ボーイズIIメンとこの豪華すぎるコラボ曲を収録した『Under the Mistletoe』は米ビルボード「Billboard 200」で初登場第1位を記録、マイケル・ブーブレのアルバムと並び今年のシグネチャー・クリスマス・アルバムの一枚です。

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+1 テイラー・スウィフト『ザ・ホリデー・コレクション』
“Sounds of the Season: The Taylor Swift Holiday Collection” by Taylor Swift


2007年にディスカウント百貨店チェーン「ターゲット」(Target)独占でプレミアリリースされたテイラー・スウィフト(Taylor Swift)のクリスマスEP盤アルバム『Sounds of the Season: The Taylor Swift Holiday Collection』が今年日本で国内盤アルバム『ザ・ホリデイ・コレクションとしてリリースされました。

ワム!「ラスト・クリスマス」(Last Christmas)含む4曲のクリスマス・スタンダードナンバーに加え、「Christmases When You Were Mine」、「Christmas Must Be Something More」の2曲のオリジナル・クリスマスソングを収録したEP盤アルバム『Sounds of the Season: The Taylor Swift Holiday Collection』は2007年米ビルボード「Billboard 200」で第20位、「Holiday Albums」で第1位を記録しました。

2007年のクリスマス・アルバムですが、今年リリースの国内盤『ザ・ホリデー・コレクション』は日本での2011年大注目のクリスマス・アルバムの一枚です!

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