米ビルボード総合アルバムランキング「Billboard 200」で初登場第1位を記録したジャスティン・ビーバーの『アンダー・ザ・ミスルトウ』や順位を徐々に上げついには現在3週連続「Billboard 200」第1位と驚異的な追い上げを見せたマイケル・ブーブレの『クリスマス』等、今年のホリデーシーズンはクリスマス話題作でビルボードを華やかに飾ります。
しかし街路樹から離れ、ふと目にした素朴ながら温かい光景に足を止める人もいるのではないでしょうか。
今年4月デビュー・シングル「A Place to Shine」をリリースしデビューを果たした新カントリー米3姉妹グループザ・ルナベルズ(The Lunabelles)がカバーしたクリスマスソングのクラシック・ナンバー「The Christmas Song」のそっと心温まるミュージック・ビデオが先月YouTubで公開されました。
伝統的なリリックとクラシカルなメロディにのせて姉妹ならではの美しいハーモニーで魅せるこの曲「The Christmas Song」は、キャリー・アンダーウッド、ブラッド・ペイズリー、サラ・エヴァンズ、ケリー・ピックラーら豪華カントリー・アーティストが集結し今年米ターゲット限定でリリースしたカントリー・クリスマス・アルバム『A Very Country Christmas』の収録曲、しかしそのミュージック・ビデオの再生回数は現在わずか1800回と、決して注目PVとはいえません。むしろ完全ファー・アウェイ状態です。
しかし飾ることなく聖なる夜をひっそりと祝福する素朴ながら心に沁みるこのクリスマス・ソングに心を動かされる人は少なくないかもしれません。
ハーモニーとモノクロのクリスマス・ソングPVは先月どこかで見た気もしないでもないですが(here!)、まさにカントリーの息吹が宿るこのクリスマス・ソングにぴったりのしんみりと心に響くものといえるかもしれません。
デビュー当時4人グループだったものの、その後アレックス・クライン(Alex Kline)が脱退し、現在はオリヴィア・アーシエロ(Olivia Arciero)、ドミニック・アーシエロ(Dominique Arciero)、ギャビィ・アーシエロ(Gabby Arciero)の3姉妹のみとなったザ・ルナベルズ(The Lunabelles)、まだまだその注目度・人気は少ないですが、米カントリー・メディアからは高い評価と期待の声が上がっており、デビュー・アルバムに向け本格的始動となる来年2012年、彼女たちにとってまさに「輝く場所」を見つける年となるか、今後の活躍が注目されるところです。