オバマ大統領公式サイト
2008年アメリカ合衆国大統領選挙でMyBO（※オバマ陣営my.barackobama.comの通称）や、facebookを始めとする数々のソーシャル・ネットワーク・サービス（SNS）等の巧みなインターネット戦略で圧倒的な勝利を飾った第44代アメリカ合衆国オバマ大統領、今年11月に始まる「2012年アメリカ合衆国大統領選挙」（The United States presidential election of 2012）での再選に向け、早くも選挙モードとなり、過去の成功を生かした戦略を着々と進めているようです。
オバマ大統領ツイッター
米国時間2月9日、オバマ大統領とそのチームが、今全米で最も話題となっているスウェーデン発の音楽聴き放題・会員制音楽ストリーミング・サービス「Spotify」（スポティファイ）上で、再選に向けたキャンペーンソングをまとめたプレイリスト「オバマ公式キャンペーン・プレイリスト2012」を公開し、Facebookとtwitterを通じて、そのプレイリストを共有しました。
オバマ大統領2012年米大統領選公式キャンペーン・プレイリスト on facebook
先月NYハーレムでの資金集めのイベントでオバマ大統領が生歌を披露（※英文記事）したアル・グリーン（Al Green）の「Let’s Stay Together」をはじめとする24曲が収録されたこのプレイリストには、シュガーランド（Sugarland）の「Everyday America」「Stand Up」やダリアス・ラッカー（Darius Rucker）の「This」「Learn To Live」、ザック・ブラウン・バンド（Zac Brown Band）の「Keep Me In Mind」等、”意外”なカントリー・ソングも収録。
「Keep Marchin’」by Raphael Saadiq
「Tonight’s The Kind Of Night」by Noah And The Whale
「We Take Care Of Our Own」by Bruce Springsteen
「Keep Me In Mind」by Zac Brown Band
「The Weight」by Aretha Franklin
「Even Better Than The Real Thing」by U2
「The Best Thing About Me Is You」by Ricky Martin
「Home」by Dierks Bentley
「You Are The Best Thing」by Ray LaMontagne
「Got To Get You Into My Life – (Live)」by Earth Wind & Fire Experience f…
「Green Onions – Single/LP Version」by Booker T. & The MG’s
「I Got You」by Wilco
「Keep On Pushing – Single Version」by The Impressions
「Love You I Do」by Performed by Jennifer Hudson;D…
「No Nostalgia」by AgesandAges
「Stand Up」by Sugarland
「Let’s Stay Together」by Al Green
「This」by Darius Rucker
「We Used to Wait」by Arcade Fire
「You’ve Got The Love」by Florence + The Machine
「Your Smiling Face」by James Taylor
「Roll With The Changes」by REO Speedwagon
「Everyday America」by Sugarland
「Learn To Live」by Darius Rucker
昨年ホワイト・ハウスでオバマ大統領夫妻により開催されたカントリー音楽を祝うイベントでは、国民からは、カントリーとオバマ大統領という関係に、ある種の違和感を感じる声が少なからず上がっていたようですが、このプレイリストについて報じた米ビルボードはその記事の中で、「カントリー・ソングは南部の有権者に自分たちの言葉を話すことができることを示す素晴らしい方法だ」と一定の理解を示しつつ、「たいていの素人のDJでもプレイリストの中で同じアーティストを繰り返すことはルール違反であることは知っている」と皮肉たっぷりのコメント。
「President Obama's Campaign Playlist: The 5 Biggest Surprises」on 米ビルボード
また、ジェニファー・ハドソン（Jennifer Hudson）の「Love You I Do」については、「オバマ陣営のキャンペーンは愛、そして大統領として、ただ良き候補者であることでなく、完璧な候補者であることを訴えるものである」が、「一般的な歌詞の解釈からは、この曲は正当な感傷的ラブソングだ。大統領の有権者へのロマンチックな愛を私たちは想像したくない（クリントンがフラッシュバック）」と批評を加えています。
「Spotify」（スポティファイ）公式サイト
ヨーロッパで絶大な人気を集め、昨年全米上陸を果たし今最も注目を浴びている音楽配信サービス「Spotify」は、個々のコンテンツに対して対価が発生し「所有」概念を基本とする「iTunes」とは異なり、現在インターネット・コンテンツ産業界の主流となりつつある「クラウド&月額制」をベースとした新たなサービス。
利用プランは、無料の「Spotify Free」、月額利用料4.99ドルの「Spotify Unlimited」、月額利用料9.99ドルの「Spotify Premium」の3種類となっており、以下のサイトによると、現在有料会員数は300万人を突破しているとのことです。
（記事）『音楽ストリーミングサービスのSpotify、有料会員数が300万人を突破、課金ユーザーが2割に上昇』on jay kogami’s posterous
映画コンテンツの月額見放題サービス「Hulu」や「Netflix」の流れは音楽コンテンツ業界にもその波が押し寄せてきており、「Spotify」で特に注目されているのが、世界8億人が利用するfacebookとの連携機能（聴いた曲の友人のページへの表示機能、友人同士での共有や友人が現在聴いている音楽を一緒に聴くことができるサービス等）の強化です。
「所有」から「共有」へ、新しい時代の音楽スタイルとして今最も注目される、まさに次を行くこのサービスにいち早く目をつけたオバマ陣営、現在「Spotify」の日本でのリリースはされておりませんが、近いうちのリリースが予想されていることが報じられているようです。
（記事）『音楽聴き放題サービスのSpotify、まもなく日本上陸？』on bmr
（記事）『欧州で人気の音楽配信サービス、Spotifyが米国進出』on PC NIKKEI
（記事）『Facebook Musicのパートナー、月額課金で音楽聴き放題のサービス「Spotify」とは？』on Marke Zine
Great Mr. Obama.
for me, you are at the American top — I think that it is honorable.
And the present is believed forever.
It prays for Mr. Obama, an important family’s health, and development!
Japaneseguitalist
LUI(涙依)
偉大なるオバマさま。私はあなたがアメリカのトップに立っている光栄に思います。
そして現在を永遠に信じています。オバマさまと、大切な家族の健康と発展を祈ります！
Japaneseguitalist
ルイ(涙依)