恋してエイリアン。サブリナ・カーペンター×ジョナス・ブルー最新曲「Alien」MVで監禁


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「宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない。」(In space no one can hear you scream. )1979年公開されたリドリー・スコット監督映画『エイリアン』のキャッチコピーに潜む生命体。しかしそういう”エイリアン”ではないと言います。少なくとも、見た目では。

「Mama」の英人気DJジョナス・ブルー(Jonas Blue)とコラボレーションしたサブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)の最新曲「Alien」ダウンロード版、エイリアン)のミュージック・ビデオが先週(現地時間3月29日)公開。リトル・ミックス(Little Mix)「Move」の英映像監督カーリー・カセン(Carly Cussen)がメガホンを取る映像には、隔離された白一色の部屋に18歳の少女。不安、混乱、錯綜、もがき苦悩する姿を監視カメラに映し出します。

Mmm, no, hmm/この感じ、すごくキョリを感じる(This feeling’s so alien)/単なるお友だちなら教えてよ/あなたは私が隠してる秘密なの?/そう感じるなら、わかるように教えて/ウソなら私、気づくよ/ルールがわからない、でも勝たなきゃ/妄想がひどくなる/わかるように教えて、あなたも同じに感じるなら

出口のない壁に囲まれ、理解しようとするほど追い詰められていくサブリナ・カーペンター。一方のジョナス・ブルーも別室に隔離され、迷い込んだ二人を繋ぐのは、各々の監視カメラ。そのレンズの先に訴えかけるようにサブリナは、「Ooh、あなたの色の全て、私に見つけさせて/私を愛しているなら、私に教えて/No、no、私に見つけさせて、あなたの色の全てを/私を愛しているなら、私に教えて」。

隔絶されている自分の姿を、外の世界から見つめるサブリナ、さらにその姿を映すモニターの先には。映画『インセプション』な幾層もの世界が交錯するなか、サブリミナルな高揚感誘うダンス・サウンドに青春の疾走感と刹那的なヴァイブ漂うジョナス色のサウンドが、パラノイアから抜け出そうとするキャッチーなコーラスを駆け抜けます。

あなたのドアに立ってる時、私を独りのままにしないで/あなたがそれ以上を強く求めてる時、私を止めないで/あなたがそれ以上を心から望んでる時/あなたが考えてたこと、私に見せて/あなたの心の中に入らせて/あなたが私に愛を見せてくれるなら、それだけでいい/もっといい夜になるわ」、「もし私を愛してるなら、教えて(×リフレイン)/もっといい夜になるわ/もし私を愛してるなら、教えて(×リフレイン)/もっといい夜になるわ

Alien

ジェス・グリン(Jess Glynne)「Hold My Hand」のソングライター、英ジン・ジン(Jin Jin / Janée Bennett)、同曲の音楽プロデューサーも務めるジョナス・ブルーとともに作詞作曲したサブリナ・カーペンターは、「自分の感情のなかで囚われることによって、生まれる疎外感(孤立感)を描いた曲だわ」(press)。そしてロンドンで撮影されたミュージック・ビデオについて、「頭の中に囚われた時、どれだけクレイジーになってしまうかを描写したかったの」。

この映像は、”alien”を感じる感覚をパーフェクトに映像化したものだわ。ちょっとダークで、寂しい感じかもしれないけど、スリリングでハラハラ感に溢れてるわ」(press)。その動画コメント欄には、「見てくれてありがとお 👽 🙏」。

aliens are real click link in bio for proof

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昨年リリースした「Why」、Lost Kings(ロスト・キングス)との「First Love」よりも、内面をより深く掘り下げ、切ないラブソングとなるなか、18歳はPeople誌で「10代の女の子として、自分の気持ち、感情は常に言葉にできないもので、瞬く間に、物凄いスピードで変わっていく」。「自分の感情を表現できない、ということを表現してる。私たちは”alien”を実際に形あるものやオブジェクトの意味(宇宙人)でなく、感情の意味(疎外感、孤立感)として言葉遊びのように用いたとき、それが心衝き動かすものとなったわ」、その制作秘話を語ります。

一方のジョナス・ブルーは、「(「Alien」は)ラブ・ソングだけど、深くなっていって、メタファーの旅にみんなを連れて行く」、宇宙へまで彷徨う孤独感・浮遊感、コントロールできない二人の距離、叫んでも届かない声をも追体験させ、オーディエンスのなかで未知の深みをもたらします。


ジョナス・ブルーの大ファンというサブリナ・カーペンターが、彼の曲をツイートしていたことをきっかけに実現したという今回の異種コラボレーション。「Alien」の終着地について、サブリナは「この曲のゴールは、できるだけ多くの人に共感を持ってもらうことだったわ。どんな年齢でもみんな共感できることだと思うわ、自分の感情の中で独りになってしまうことって」。

サード・アルバム

前作『Evolution』から約1年半ぶり、”SC3″(Sabrina Carpenter 3)とファンらから注目されるサード・アルバムについて「1年以上、新アルバムをずっと制作してきたわ」。同アルバムは既に完成しており、タイトル及びリリース日の発表は「まもなくよ」とサブリナ。ファンらから大きな期待の声が寄せられます。

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