米国時間12月1日、米ビルボードが今年の「100 hottest holiday songs」(協賛:TGIフライデーズ)を発表しました。このランキングは、昨年のホリディシーズンのクリスマス・ソングのセールス記録、エアープレイされた回数からニールセンが集計したものとのことです。
気になる第1位は、やはり!といったところでしょうか!この曲を聞かずしてクリスマスは始まりません!全曲試聴できますので、以下米ビルボード公式サイトよりどうぞ!
【米ビルボード】”100 hottest holiday songs”
全体的にほぼクラシカルなクリスマス・ソングになっていますが、その中でも比較的新しい曲(主に2000年以降)でランクイン楽曲を以下に掲載します!
掲載している動画及び引用マークのあるコメントは前述の米ビルボード公式サイトのページに掲載されているものになります。(※コメントは一部簡略に意訳しております。)
#97 “Hark! The Herald Angels Sing” by Carrie Underwood
クリスマス・アルバム『A Very Special Christmas 7』収録のキャリー・アンダーウッドによるクラシカル・クリスマスソングのカバー曲。
#73 “O Holy Night” by Celine Dion
このクリスマス・キャロルをレコーディングしたのはセリーヌだけではありません。フェイス・ヒル(Faith Hill)、リアン・ライムス(LeAnn Rimes)、キャリー・アンダーウッド(Carrie Underwood)、ジョシュ・グローバン(Josh Groban)、クレイ・エイケン(Clay Aiken)もこの曲をリリースしています。
#68 “Baby, It’s Cold Outside” by Lady Antebellum
この曲は先月「Holiday/Seasonal Digital songs chart」部門で第30位を記録しました。
#67 “O Holy Night” by Josh Groban
ジョシュ・グローバンはこのセンセーショナルなクラシックで、2002年「アダルト・コンテンポラリー」部門1位を含む6つのチャート部門でチャートインを記録しています。
#57 “Baby It’s Cold Outside” by Dean Martin and Martina McBride
ディーン・マーティンとマルティナ・マクブライドはこの心温まる楽曲で2007年「Hot Country Songs chart」部門で共に時間を過ごしました。1995年のクリスマスの日にディーン・マーティンが亡くなってから12年のことです。
#48 “What Child Is This” by Andrea Bocelli and Mary J. Blige
R&Bの歌姫とオペラ歌手のデュエットが「Heatseekers Songs」、「Hot Digital Songs」、「Canadian Hot 100」部門含む5部門以上でチャートインを記録しています。
#47 “God Rest Ye Merry Gentlemen” by Barenaked Ladies & Sarah McLachlan
この曲は、メルシーミー(MercyMe)、ラスカル・フラッツ(Rascal Flatts)、ガース・ブルックス(Garth Brooks)にも長年愛されチャートインを記録しています。
#34 “Believe” by Josh Groban
アニメ・クリスマス映画『ポーラー・エクスプレス』でも使われているこの曲は、2004年12月に「アダルト・コンテンポラリー」部門で第1位を記録しています。
#23 “Christmas Tree” by Lady Gaga
彼女がリリースしている多くの曲のように、レディー・ガガはこの曲で2010年11月「Holiday/Seasonal Digital Songs chart」部門で第23位までランキングを上げました。
#22 “Let It Snow, Let It Snow, Let It Snow” by Michael Buble
マイケル・ブーブレはこの曲を1年で最も暑い日にカルフォルニアで収録しました。
#20 “Last Christmas” by Gleee
海外人気TVシリーズ『グリー』のキッズのキャストは2009年12月「Hot 100」で鮮烈なデビューを飾りましたが、この楽曲のオリジナルは1984年にワム!(Wham!)が作詞作曲・レコーディングしたものです。
#15 “Last Christmas” by Taylor Swift
テイラー・スウィフトはワム!のカバー曲でヒットした多くのアーティストの一人です。この楽曲はEP盤クリスマスアルバム『Sounds of the Season: The Taylor Swift Holiday Collection』(2007)に収録されています。
#14 “Where Are You, Christmas?” by Faith Hill
この楽曲は米クリスマス映画『グリンチ』(原題”How the Grinch Stole Christmas”、2000年)で使用されています。『グリンチ』には未来の『ゴシップ・ガール』テイラー・モンセン(Taylor Momsen、当時7歳)が出演しています。
#12 “The Christmas Shoes” by NewSong
この悲しい楽曲は、小さな男の子が命を引き取る母へ靴を買う場面を描いた楽曲で、2002年には小説・テレビドラマ化されました。
【記事】『アメリカで大反響を呼んだ感動のクリスマス・ソング『The Christmas Shoes』(天使の靴)』
Music Plus
1. フェイス・ヒル『Where Are You, Christmas?』
第15位にランクインしているフェイス・ヒルの『Where Are You, Christmas?』は、映画『タイタニック』の主題歌『My Heart Will Go On』でも知られる米映画音楽作曲家ジェームズ・ホーナー(James Horner)と米作曲家ウィル・ジェニングス(Will Jennings)が再びタッグを組んで作詞作曲されたものとのことです(!)。
もともとは同じくこの曲の作詞作曲に携わっているマライヤ・キャリー(Mariah Carey)がヴォーカルを担当してレコーディングされたようですが、マライヤの元夫との著作権関係で、最終的にフェイス・ヒルがレコーディングし直すこととなったようです。
2. クリスマス・キャロル『God Rest Ye Merry Gentlemen』
第47位にランクインしている伝統的なクリスマス・キャロル『God Rest Ye Merry Gentlemen』ですが、以前記事『メレディス・アンドリュース(Meredith Andrews)/”You’re Not Alone”』でフィーチャーしましたCCM若手アーティスト、メレディス・アンドリュースも昨年『He Has Come For Us(God Rest Ye Merry Gentlemen)』というタイトルでシングルリリースしています。
このバージョンはとても壮大なスケールで描かれており個人的にはとても好きです。メレディス・アンドリュースはCCMということもあり日本デビューはしていませんが、日本人好みな楽曲構成、美しいヴォーカルをしているので機会があればぜひ日本でもデビューしてくれればいいのになぁと思っていたりします。
CCMにしては珍しく日本の音楽配信サイトでもダウンロードできるのでご興味のある方はチェックしてみてください!
【MUSICO】メレディス・アンドリュース「He Has Come For Us(God Rest Ye Merry Gentlemen)」
3. ニューソング『The Christmas Shoes』(クリスマスの靴)
アメリカで物凄く有名で日本で物凄く知られていない思わず涙が出てしまうような感動のクリスマス・ソングといえばこの曲『The Christmas Shoes』(クリスマスの靴)ではないでしょうか。
この曲をきっかけに2002年に小説化されベストセラーとなり、同年12月にはテレビドラマ化もされたようですが、このチャートでも2000年以降のクリスマス・ソングではトップを記録しているように、今もなお愛され続けているようです!
もう歌詞が切なすぎてそして温かい!、別記事で一応参考のため日本語訳してみましたので、ご興味のある方はご参考に!
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