『グリー』全国大会2時間SPでセリーヌ・ディオンの名曲カバー、テイラー・スウィフト「Mean」カバーも


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米FOX青春ドラマ『Glee/グリー 踊る合唱部!?』米公式サイト

およそ3年にわたりグリークス(gleeks)をはじめ全米を熱狂させ続けてきた米FOX青春ドラマ『Glee/グリー 踊る合唱部!?』(»Glee)、そのメイン・キャストらが来週22日(火)放送のシーズン3ファイナル・エピソード「第22話 Goodbye」でいよいよ涙の卒業となり、感動のフィナーレを迎える中、今週放送の全国大会特別2時間スペシャルで披露した圧巻のパフォーマンスに、ファンらから感動と卒業が惜しまれる声が次々に寄せられているようです。

米国時間5月15日(火)、マッキンリー高校グリー部「ニュー・ディレクションズ」(New Directions)とライバル校のカーメル高校合唱部「ヴォーカル・アドレナリン」(Vocal Adrenaline)の全米頂上決戦「ナショナルズ」(Nationals)に向けた準備・勝利への戦略を描く第20話「Props」とその頂上決戦を描く第21話「Nationals」が特別2時間スペシャルで放送(※以下一部ネタバレが含まれます)。

米女優リンジー・ローハン(Lindsay Lohan)、米有名ゴシップブロガーペレス・ヒルトン(Perez Hilton)らを審査員に迎えて開幕された全米大会「ナショナルズ」で先陣を切るニュー・ディレクションズは、ナヤ・リヴェラ(Naya Rivera)演じるサンタナ(Santana Lopez)と、スー先生のおかげで食中毒から奇跡の復活を遂げたアンバー・ライリー(Amber Riley)演じるメルセデス(Mercedes Jones)の最強コンビをはじめ、ディアナ・アグロン(Dianna Agron)演じるクイン(Quinn Fabray)、ジェナ・アウシュコウィッツ(Jenna Ushkowitz)演じるティナ(Tina Cohen-Chang)、ヘザー・モリス(Heather Morris)演じるブリタニー(Brittany Pierce)らによるレディー・ガガ(Lady Gaga)「Edge of Glory」のカバーによりキックオフ。

期待を裏切らないパフォーマンスに続いて次にソロで登場したのはリア・ミシェル(Lea Michele)演じるレイチェル(Rachel Berry)。

廃部の危機をはじめ3年間、マシュー・モリソン演じる(Matthew Morrison)熱血高校教師ウィル・シュスター(Will Schuester)のもと様々な障害と挫折を乗り越え、成長を遂げてきたニュー・ディレクションズ、中でも時に偏屈に、時に真っ直ぐ、誰よりも全身でぶつかり、誰よりも涙を流してきたレイチェルがその最後の舞台で歌うのは、セリーヌ・ディオン(Celine Dion)の「It’s All Coming Back to Me Now」

「It’s All Coming Back to Me Now」
orginal by Pandora’s Box
song by Céline Dion
日本語訳歌詞・和訳

(バース1)
凍えそうな風に襲われる夜の日々もあった
ベッドの中で全身が凍ってしまうくらい

残酷なほどの太陽の炎に襲われる日々もあった
流した全ての涙が塵と化すくらい
私はわかっていたわ
私の瞳が永遠に枯れていくと

あなたが私の元から立ち去ったその時から
私は涙を流すことをやめた
どこで、いつ、どうやってできたかは思い出せない
私はあなたと今までつくりあげてきた全ての記憶を消し去った

(コーラス)
でも…、
このようにあなたが私に触れるとき
あのようにあなたが私を抱きしめてくれるとき
認めずにはいられない
あなたとの全ての時間が
私の中で溢れだしてしまうと

このように私があなたに触れるとき、
あのように私があなたを抱きしめるとき、
信じることはできない、でも、
あなたとの全ての時間が私の中でよみがえってきてしまう
全てが、全てが今私の中で溢れだしてくる

ウーピー・ゴールドバーグ(Whoopi Goldberg)演じるカルメン(Carmen Tibideaux)の姿を見たレイチェルの浮かべる表情には「彼女が観客の中からカルメンを見た時の喜びと自信を隠せない表情…、圧倒的に素晴らしすぎる…このドラマはなんて素晴らしいんだ。フィクションのキャラクターの成功なのに、息ができないくらいものすごく胸を打たれてしまったよ。」との声が寄せられ、同コメントには数多くの支持を集めている他、次のような声が続々寄せられているようです。

正直彼女のこれまでの中で最高に素晴らしいパフォーマンスだと思う。リア・ミシェルは永遠に”Glee”であり続けるだろう

曲が始まって彼女の最高のパフォーマンスに元気づけられ、そして涙があふれてきてしまったわ

彼女の大ファンではないけど、でもこの間違いなく素晴らしいパフォーマンスに心奪われたよ

涙がとまらないわ:) リア、あなたは本当に才能に溢れているわ

なんでこれが終わらなければならないんだ!!!

私はこの撮影の時にオーディエンスのなかにいて、涙がこぼれ始めたわ、このシーンがどれだけ美しいものになるかわかっていたからだわ…それは間違っていなかったわ。

ジェシーの表情…まだ彼女のこと、愛しているんだわ…

とてもエモーショナルで、とても美しくて、とてもパーフェクト!!素晴らしい

OMG、彼女の歌声はなんて完璧なんだ

この曲は彼女にピッタリだわ!!!何度も何度もただ聞き入ってしまうわ

親愛なるレイチェル、あなたはいつも私を泣かせるわ!

これは、超えてしまったね

ウーピーが歩いて入ってきた時涙が出てしまったわ

言葉にできない…

会場からスタンディングオベーションを受け拍手喝さいを浴びる中、コーリー・モンテース(Cory Monteith)演じるフィン(Finn Hudson)らニュー・ディレクションズのメイン・キャスト全員によるミートローフ(Meat Loaf)の「Paradise By The Dashboard Light」で圧倒的なパフォーマンスを披露。

ニュー・ディレクションズの3年間の結晶となるこの圧巻のパフォーマンスには「“Don’t Stop Believing”以来の最高のパフォーマンスだ」「これは…マジで…ハンパなく…ヤバイ!!!」との声が寄せられ一方、「クインの消え方もハンパないな」等冒頭で一瞬で姿を消すクインを見逃さないファンの声も。

対するヴォーカル・アドレナリンは、ニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)の「Starships」ザ・フー(The Who)の「Pinball Wizard」グループラヴ(Grouplove)の「Tongue Tied」を披露。

ペレス・ヒルトンのブログが気になって仕方ないリンジー・ローハンとニュー・ディレクションズを嫌うペレス・ヒルトンら審査員に委ねられた全米の頂点は果たして…。

第20話「Props」でセリーヌ・ディオン「Because You Loved Me」、テイラー・スウィフト「Mean」カバー
Season3 #20 “Props”

第21話「Nationals」前に放送された、全米頂上決戦「ナショナルズ」の勝利への準備を描く第20話「Props」では、”Props”の買い物をしメールをしながら歩いていたティナがショッピングモールの泉の底に頭を強打。

その衝撃により、ティナとレイチェルの体がすり替わってしまう夢の中へ。他のすべてのキャストの体もすり替わり、マーク・サリング(Mark Salling)演じるパック(Noah “Puck” Puckerman)とダレン・クリス(Darren Criss)演じるブレイン(Blaine Anderson)が、ウィル先生とスー先生の体がすり替わる他、フィンとクリス・コルファー(Chris Colfer)演じるカート(Kurt Hummel)の体がすり替わるというシニカルなシーンも。

そんな中、ティナがレイチェルとなってセリーヌ・ディオン「Because You Loved Me」のカバー曲を披露。来シーズンへの伏線とも思わせるこのカバーにより、ティナファン待望のティナ・ソロ・パフォーマンスとなったようです。もっともレイチェルが歌っていることになっているコミカルでファンタジーなこのシーン、しかしこの夢をきっかけに、同エピソード後半で希望を失っているレイチェルにティナが「レイチェル」のアドバイスを伝え励まし、それが第21話「Nationals」へのあの感動へとつながることとなるようです。

また、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)の「Mean」を(なんと)パックがカバーした第20話では他にジェイソン・ムラーズ(Jason Mraz)の「I Won’t Give Up」アイリーン・キャラ(Irene Cara)の「Flashdance / What a Feeling」がカバーされています。

第20話「Props」曲目
Puck + Coach Beiste, ‘Mean’ (Taylor Swift)
Glee Cast, ‘I Won’t Give Up’ (Jason Mraz)
Glee Cast, ‘Because You Loved Me’ (Celine Dion)
Rachel + Tina, ‘Flashdance / What a Feeling’ (Irene Cara)

第21話「Nationals」曲目
Trouble Tones, ‘Edge of Glory’ (Lady Gaga)
Rachel, ‘It’s All Coming Back to Me Now’ (Celine Dion)
New Directions, ‘Paradise By the Dashboard Light’ (Meatloaf)
Vocal Adrenaline, ‘Starships’ (Nicki Minaj)
Vocal Adrenaline, ‘Pinball Wizard’ (The Who)
New Directions, ‘Tongue Tied’ (Grouplove)
New Directions, ‘We Are The Champions’ (Queen)

ファイナル・エピソード「第22話 Goodbye」、シーズン4現メイン・キャスト出演は?
Season3 #22 “Goodbye”

いよいよ来週22日(火)シーズン3ファイナル・エピソード「第22話 Goodbye」。メイン・キャストの涙の卒業を迎えることとなります。

アンバー・ライリーが自身のツイッターで”お別れ”を思わせるツイートをしたことにより、アンバー・ライリーはもう『グリー』に戻ってこないのではとの報道がされる中、『グリー』のクリエーターは今週17日、グリークスの期待を裏切らないコメントを発表したようです。

エンタメ誌「Vulture」『グリー』クリエーター独占インタビュー

多くの報道で、ディアナ(・アグロン)が(『グリー』に)戻ってこない、アンバー(・ライリー)が戻ってこないと報じられています。」とエンタメ誌「Vulture」での独占インタビューで話す『グリー』のクリエーターのライアン・マーフィー(Ryan Murphy)は、「ミーティングでみんなと会った時、我々は家族のような存在であり、私は彼らにこう言ったんだ、このドラマに残りたいという人は誰もが皆このドラマに居続けることができるよと。」「彼らはみんな戻ってくるよ」「メイン・キャストのみんなが戻ってくる。みんなこのドラマに残りたいって言ってくれたんだ。」と明かします。

しかし全ての人がシーズン4の全話に登場するわけでもないことも同時に明かしているようです。「みんなが22のエピソードに登場するという意味ではないけど、みんなが我々の家族、我々の世界にいたいと思ってくれているんだ」。

シーズン・ファイナルではパックとフィンによるブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)の「Glory Days」カートによるマドンナ(Madonna)の「I’ll Remember」、ニュー・ディレクションズによるニュー・ラディカルズ(New Radicals)の「You Get What You Give」フィンによるザ・ソー・メニーズ(The So Many’s)の「Not the End」ウィル先生によるロッド・スチュワート(Rod Stewart)の「Forever Young」、レイチェルによるルーム・フォー・トゥー(Room for Two)の「Roots Before Branches」、ニュー・ディレクションズ・キャスト全員によるザ・ビートルズ(The Beatles)の「In My Life」のカバーが披露される予定。

現メイン・キャストによるアルバムとしては最後になるであろうスペシャル卒業アルバム『Glee: The Music, The Graduation Albumには、次週の卒業式で放送されるカバー曲8曲含む13曲が収録。第20話「Props」でカバーされたジェイソン・ムラーズ(Jason Mraz)の「I Won’t Give Up」、第21話「Nationals」で披露されたレディー・ガガ(Lady Gaga)の「Edge of Glory」クイーン(Queen)の「We Are the Champions」他、大ヒットを記録したファン.(Fun.)の「We Are Young」のカバーも収録されたこのアルバムは今週15日にリリース。

1. We Are Young(fun.)by Glee Cast
2. Edge of Glory(Lady Gaga)by Glee Cast
3. I Won’t Give Up(Jason Mraz)by Glee Cast
4. We Are the Champions(Queen)by Glee Cast
5. School’s Out(Alice Cooper)by Glee Cast
6. I Was Here(Beyoncé)by Glee Cast
7. I’ll Remember(Madonna)by Glee Cast
8. You Get What You Give(New Radicals)by Glee Cast
9. Not the End(The Bravery)by Glee Cast
10. Roots Before Branches(Room for Two)by Glee Cast
11. Glory Days(Bruce Springsteen)by Glee Cast
12. Forever Young(Bob Dylan)by Glee Cast
13. Good Riddance (Time of Your Life)(Green Day)by Glee Cast

短すぎる3年間、しかしいつまでも色褪せることのない思い出あふれる一枚となりそうです。

(参考)”‘Glee’ ‘Props’ + ‘Nationals’: Episode Song Lists” on PopCrush
(参考)”‘Glee’ Recap: The Club Tries to Implement ‘Props’ Into Their Nationals’ Routines” on PopCrush
(参考)”‘Glee’ Recap: The New Directions Head to ‘Nationals’” on PopCrush
(参考)”‘Glee’: ‘Goodbye’ Episode Song List” on PopCrush

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